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孤高戦姫ニカ  作者: 鳥柄ささみ


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キャラクターなどの設定

【ニカ】

 記憶が全くない少女。彼女の記憶はザハトと出会ったところから始まっている。(ユダ博士を目の前で殺された衝撃で記憶をリセットしたため)

 何においても無関心、無愛想で、感情がないと錯覚しそうなほど他人に興味関心がない。

 成績は優秀で知能も技術も非常に優れていて、運動神経もよく記憶力もいい。生活力もあり、家事なども一通りできる。

 実は元々はバグであり、バグの知能や能力などをユダ博士の娘の死体に移植した人造人間。

 バグに備わっている能力である思考リンクを上方調整されているので、敵のバグの動きや思考が読み取れる。そのため、バグを上回る動き、先を読んだ攻撃などが可能になっている。

 能力の高さもあって、劣っている人類を見下しているが、精神的には打たれ弱い。

 自分の能力が活かせず、無価値だ、無力だと感じたときは思考・行動共に停止し、何もできなくなる。(バグとしての能力処理に人間としての感情処理が上手く作用できずキャパオーバーになるため)

 ナノカと一緒にいることで徐々に感情が生まれ、人間らしくなっていく。けれど、感情処理の方法をユダ博士から教わってなかったので、ニカ自身は感情が生まれていくことを無意識に「よくわからない処理落ち状態」だと認識している。

 見た目は十六歳くらいの少女だが、これはユダ博士の娘が十六歳で亡くなったから。亡くなったままの状態をクライオニクスで維持していたので、見た目はほぼユダ博士の娘のままである。

 ザハトに対しては小煩い父や兄に似たイメージを持っているが、嫌いではない。いざというときは頼りになる人だという認識ではある。

 人類から非道な実験を繰り返されて人類に憎悪の気持ちを抱いていたものの、ユダ博士に対してはニカにとっては優しい人、親のような人という認識があり、慕っていた。ユダ博士の生前にはニカにも感情があった。

 バグの頃の名残りで雑食。人類を食べたいとは思わないが大食漢ではある。

 最初は一人で何でもできると思い上がっていたが、徐々に感情を理解し、仲間と協力することが大切だと思うようになる。



【ナノカ】

 低身長で、引っ込み思案な少女。見た目が幼いので年下に見られがち。胸が大きいのがコンプレックスで、男性からジロジロ見られたりセクハラされたりするのが嫌で男性が苦手。

 ニカに助けてもらったことでニカにつきまとう。

 元々ニカに憧れていて、身長が高いところや物怖じせずに自分の意見をハッキリ言えるところ、スレンダーな身体や運動神経が高いところなど自分にない要素をたくさん持っているニカを尊敬している。

 機械オタクであらゆる可能性を考慮するクセがあり、状況を把握して常にメシアのアップデートを行なっている。特にニカとの戦闘で足りなかった要素や活かしたい部分など常に考えて行動しているので、ニカが自分が周りをうろちょろしても気兼ねなく戦えることを優先している。そのため、フレンドリーファイアを気にしないで済むようにメシアをこれでもかと堅くしている。

 ちなみに、万が一メシアに閉じ込められたときように非常食もしっかり常備し、いらないであろう装備やとんでも装備(いざというときの脱出ポットやどこでも発電できる発電パネル、弾がなくなったときにデブリを回収しリサイクルして弾に変える謎装置にコールドスリープ、しまいには自爆スイッチまで)を備えている徹底ぶり。(そのおかげでバグに連れ去られたあともメシア内に籠城し、生き残れた)

 引っ込み思案ではあるが、案外メンタルは強い。ニカに友達じゃないと言われたときもそのときはショックで泣いてしまったものの、ニカに友達だと思ってもらえるようにもっと頑張ろうと意気込むくらいタフ。

 家事など生活力が皆無で料理の腕は壊滅的。田舎出身なので虫などは得意で素手で倒せる。

 人の観察や状況把握に長けていて、普段から「if」を考えているため、いざというときの判断が優れている。



【ザハト】

 ニカを拾ったリベレイト第二部隊のリーダー。数年前に妹を目の前でバグに捕食されて以来バグを憎んでいる。

 あるときリベレイト本部にバグを利用した違法な実験を行なっている施設があるとの通報があり、潜入する。リベレイトからその施設の破壊、並びにスタッフの排除を命令され、ザハトはその任務を実行していた。

 ユダ博士抹殺後、震えて動けなくなっていたニカを発見。施設破壊時にニカがバグを利用した人造人間なことを知っていたため、本来はニカも殺害しなければならなかったが、その姿がバグに捕食される前の妹の姿と重なり、密かにニカを保護する。

 施設破壊の際もリベレイトからは徹底的な破壊を推奨されていたが、有用なデータが残ってる可能性が捨てきれなかったので、バレないように破壊工作を行なって隠していた。

 ニカを定期的に見守っていたのは万が一ニカがバグとして人類に危害を加えないかを見張っていたから。(危害を加えようとした場合は自らの手で抹殺しようと思っていた)

 とはいえ、ニカが嫌いなわけではなく、手のかかる妹のように思っていて、ニカがこのまま人類と共存できればいいなと思っていた。



【ダージス】

 ヤンチャな見た目のわりには真面目な少年。裏表がなく、曲がったことが大嫌いなまっすぐな性格で、ニカとは考えが真逆なためたびたび衝突する。

 大家族(養子含めて)の長男なので、協力することの大切さをニカに切々と語るが適当にあしらわれている。クラスや大勢の人をまとめるのが上手。

 メシアの操縦は上手いが、ニカには及ばない。それを理解して不本意ながらも受け入れているので、ニカのことはイヤなやつだけど凄いヤツとは思っている。



【ユダ博士】

 バグの研究者。バグが襲来したときの衝撃で逃げ遅れた娘が壁に叩きつけられ脳挫傷で亡くなったため、バグを憎んでいる。娘の遺体はそこまで損傷が酷くなかったので、クライオニクス(冷凍保存)している。

 バグへの憎悪と娘の復活というジレンマを抱えながらバグにバグを殺させるをコンセプトにニカを作り上げた。ニカが人類に擬態できるように生活の仕方など基礎的なことを教えていくうちに、ニカに対して娘とはまた違った感情を芽生えさせていた。(そもそも娘とニカは性格が全然違ったため、娘と同一視はできなかった。そのため、ニカはニカとして新たな娘のような感覚で接していた)

 ザハトに撃たれた際は、ニカにここから逃げるように言い、ユダ博士なりにニカに対して愛情は確かにあった。



【バグ】

 高度な宇宙生命体。余分な要素はことごとく排除して非常に効率的な形(甲虫のような見た目)になっている。雑食でデブリなどを主なエサとしていたが、人類が栄養価が高く捕食しやすいことに気づいて人類を捕食するようになった。

 知能が高く、人類を観察し、人類の生態や行動を把握して捕食している。群れをなして追い込み漁のような手法で人間を捕らえて捕食する。

 過去に人類の行動パターンなどを把握するために人類を連れ去る事例がいくつかあった。(本拠地に連行し、人類から脳を取り出して思考リンクを使って脳内の信号を読み取ることができる)

 そのため、人類を食べ尽くしてしまうと効率が悪いことを理解し、ある程度捕食を終えたら巣へと帰還する。

 それぞれの思考をリンクさせ、最適解を導き出して効率よく行動する。

 電気の耐性がなく、雷が苦手。雷雨の際は襲って来ない。(電磁力によって思考リンクが妨げられ、一時的に行動不能状態になる)

 大体の群れが五十体前後で構成され、食事当番制のように毎回違う個体達が襲撃にくる。個体差はあるものの、人類を一個体につき五人ほど捕食したら一カ月は生存できる。

 メシアの二倍くらいの大きさ。

 卵生で、性別の観念がなく、生体エネルギーを転嫁させて産卵し、繁殖する。共食いを防ぐために一定数でキープしているが、数が減ると絶滅を防ぐために繁殖が優先される。



【メシア】

 元々業務工業用ロボットだったものを戦闘に転用した可変型戦闘機。用途に合わせて形が異なり、攻撃・防御・補給に特化したものがある。

 ニカが搭乗するメシアは超攻撃特化型。ナノカは防御と補給どちらにも対応できる特殊型である。

 メシア同士で合体し、荷電粒子砲を撃つことも可能。

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