作品世界の前提
かつて地球に住んでいた人類だが、第三次世界大戦で核戦争を引き起こしたことにより、大気、土壌汚染が深刻化した。水も土も空気も全てが汚染され、地表では生存することが困難になってしまい、人類は地球を捨てざるを得なくなった。
そのため、人類は新たな住める惑星を追い求めて宇宙へと飛び出し、そして数百年かけてやっと新たな惑星を発見した。
その惑星の名はリユニオン。地球よりは酸素が薄く、荒れている大地が続いており、多少住みにくくはあったが、人類は第二の地球としてそこで暮らすことに決めた。
リユニオンでの生活はかつての地球の文明に比べていくらか後退することになったが、それでも新たな農業、家畜、産業など徐々に拡大していきだんだんとかつてあった地球の西暦2020年代頃と変わらない暮らしにまで戻りつつあった。
しかし、星間暦345年。
突如リユニオンは新たな脅威に晒されることになる。
それは宇宙生物の襲来だ。
虫のようなそれは後々バグと命名されたが、奴らは巨大な虫のような見た目で群れをなし、作物や家畜だけでなく、人類含めてありとあらゆるものを捕食した。
人類はバグを迎撃しようと試みるも、バグは非常に高性能な知的生命体であり、人類よりもはるかに知能も能力も優れていたため返り討ちにあい、人類は次々に捕食されて数を減らしていった。
だが、人類もその状況を甘んじて受け入れていたわけではない。密かに人類はバグを捕獲、生態の把握をするための実験を数々行っていた。
そして星間暦382年。
人類はバグに立ち向かうため、戦局を変えるべく可変型戦闘機メシアを製造した。
メシアは対バグ戦闘機として活躍し、戦況が一気に変わった。今まで一方的に蹂躙されていた人類は新たな力を得て、バグに対抗する術を手に入れたのだ。
その後、星間暦387年バグ滅殺部隊リベレイトが発足。
それに付随し、翌年メシアの操縦を学ぶリベレイト直属の養成機関「デウス・エクス・マキナ学園」も設立された。
そして、現在星間暦405年。
今もなお人類はバグの脅威に晒されながらもメシアの力を使って抗い、リユニオンでの生存戦線はお互いに拮抗しているのだった。




