異世界転移
現実と異世界を行き来しているうちに 紫苑と温翔の関係が縮まっていた。どうやら、
紫苑は、温翔のことを意識していたようです。
その関係に知らずにいるが、気づかれることも。
ずっと同じ世界にいるとこんなこともあるのだろうか…。
『なぁ、紫苑、異世界にいる頃から意識してるだろ
温翔の事』と皐月が言った。
『え?ツンデレなのに優しくてずっと鍛えられてた時から
意識と言うか…気にはなっている』
紫苑は意識していたようだ。皐月は薄々気付いていた。
温翔の彼女である皐月の妹には何となく気づかれていたが
幼馴染同士なわけでその2人の関係もどんどん薄くなっていた。その温翔の気持ちを吐き出さようとしていた。
『お前 随分、向こう行ってからモテモテだな
アイツのこと傷つけたらゆるさねぇから
皐月兄に頼まれた、陽葵泣かしたら許さない』
と渚は真面目だった。
『わかってる 陽葵は応援してくれた だけど
向こうでは 紫苑が頑張ってただから俺は紫苑の役に立ちたくてあの時守ってやりたくなった どちらか選べってことか』選択肢があったようでした。この選択肢では温翔は
紫苑の告白と陽葵への想いを伝えなければならなかった。
それしか選択肢はなかったのである。
次回↩️