第4話 マックスパーティー破滅の足音
【登場人物】
マックス(儲かってない)
クレア(キレ気味)
ピエール(間男)
ギルド嬢(ニヤニヤ)
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朝のギルド。
マックスがギルド嬢に向かう。
「仕事くれ」
「あるじゃない」
「もっといいのを」
「じゃ、それ」
「ちっ、この程度か」
【魔犬狩り】
狩ったら当日中に持ち帰ること。
「オーク狩りは?」
「賢者様が持ってったわ」
「賢者が?」
「新しい婿がするんですって」
「くっ!俺だって」
「ダメよ。賢者様からは年会費貰ってるから、あっちが優先」
「金か・・・」
「じゃ、そういうことで」
マックスの家兼パーティー本拠地。
ぎいーばたん。
「帰ったぞ」
「おかえり」
「ただいま」
「仕事は?」
「魔犬狩り」
「は?」
「魔犬狩り」
「キングウルフとかオーク狩りは?」
「取られてた」
「・・・・・」
「おはようマックス」
「ピエール、いたのか」
「さっき来た」大嘘
「そ、そうよさっき来たの」大嘘
「さあ、出かけよう」
「私も?」
「そうだ」
「犬でしょ?」
「恥ずかしい・・」
「我慢しろ」
「クレアちゃん、機嫌なおして」
「ピエールがそう言うなら」
しかし、3日間頑張ったが成果無し。
3日間雇った運搬アルバイト代赤字。
その頃、ギルド嬢。
「賢者の婿がミックだとは因果だねえ」
ニヤニヤしていた。
ー 不穏 ー