第3話 ミックの開花 日陰者から表舞台に
【新アイテム】
伝説の魔法剣(超強い)
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朝。
アマティの部屋改夫婦の部屋。
「起きろ!あ、まだ起きてたか」
「きゃあ、ノックしてよパパ!」
「キレが良いとこで降りて来なさい」
「じゃ、もう少し」←アマティ
「うひょおおお」
「婿殿、これやる」
「すげえ剣!」
「無敵の剣だ」
「強そう!」
「魔法がズビズバ出るぞ」
「やったあ。でも高価そう」
「金持ちだからな」
「お義父様凄い!」
「よろしゅうな!」
「剣が喋った!」
「高級品だからな」
「婿さんワシと契約せいや」
「契約?」
「強くしときまっせ」
「強く?」
「だから契約しましょうや」
「いいの?」
「良いぞ婿殿」
「じゃ」
「契約!」ピカー
「すげ!」
「これであんさん強うなったで」
「娘を頼むぞ。ついでに我が家も」
「はい!」
強いし、喋る説明書付きの魔剣のお値段は時価表示。
「じゃ、仕事しましょうや、婿さん」
「仕事?」
「魔物でも倒して金稼ごうや」
「じゃ、また冒険者登録しなおして・・」
「それには及ばん婿殿」
「どうして?」
「ウチの名前を出せば仕事取りたい放題」
「お義父様凄い!」
「金持ちだからな」
「つまり、冒険者登録は?」
「ウチは冒険者パーティーより上!」
「すげえ!」
だだだだだ!
「ダメ!」
「どうした娘よ」
「今日は1日一緒にいるの!」ピタッ
「アマティ・・・」
ー 延長戦 ー