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勇者殺しのミミック  作者: 練度
17/30

15 盗聴箱

街の中で他とは様子の違う、武器を携え防具を着込んだ冒険者らしき人たちが行き来する通り。

その中央にある大きめで目を引く建物、あれがおそらく「冒険者ギルド」だろう。


街の裏路地に隠れしばらく情報収集した結果いろんなことを知れた。


まず、この世界は確かに魔王と勇者がいる。

魔王は魔物を統べる世界征服を目論む悪い奴で、勇者はその魔王を討つ使命を持った者…というのが街人達の認識だ。

俺の知ってる魔王と勇者の関係と概ね一致しているのはいい。


だが勇者に関して人々は詳細な情報を知らないらしい、勇者は死んでから二代目が新しく決まると言っている人も、新しく生まれてくるのだと主張する人もいる。

勇者は金輪際現れず、人類は絶望の淵に立たさせていると嘆く人だっていた。


次に、ここは「アルブーナ」という街で、直ぐ近くに「トレリカ」って街があるらしい。

2つの街の関係は良好で頻繁に人が行き来するが冬期の今は連絡線は途絶されている。

こっちの街は勇者の生まれ故郷であり、“勇者の生まれた街”として随分な経済効果があるらしい。


そして今、盗み聞いた話をもとに冒険者ギルドを探しあてたところだ。

【魂のリンク】によって冒険者ギルドの方向に確かにカーバンクルの気配を感じる。

冒険者たちが噂程度の感覚で捕まえたカーバンクルがギルドマスターの部屋に保管されてる、と話していた。

噂の信憑性はどうであれ、一応無事そうでよかった。



さて、どうやって救出するか。

とりあえずギルド内に入る侵入口を見つけるのが先決か。

それかカーバンクルが別の場所に移される可能性にかけて外に出されるタイミングを狙うか。

だが奇襲できたとしてもその後逃げれる保証はない。


何か方法はないか…心の中で念じてステータスを表示する。


『種族:インテリミミック

状態:なし


-[スタッツ/Lv:1]-

HP:90 MP:65

攻撃:62 敏捷:43 頑丈:31 体力:51 知力:高 魔力:66


-[スキル]-

〈通常スキル〉

【剣術:Lv2】【魔力操作:Lv5】【超音波:Lv3】【闇魔術:Lv3】【吸収:Lv1】

【精霊強化:Lv1】【聴覚強化:Lv3】【牙強化:Lv3】【精神耐性:Lv2】


〈特性スキル〉

【シェイプシフト:Lv3】【魂のリンク:Lv--】


〈特技スキル〉

【デス:Lv3】【聖閃光:Lv1】【ルーン魔法:Lv6】【マジックミサイル:Lv1】【跳躍:Lv1】


-[称号]-

【擬態者:Lv—】【知恵を運ぶ宝箱:Lv—】【英雄殺し:Lv--】【伝説殺し:Lv--】【魔物の英雄:Lv--】【人類の敵:Lv--】【ダンジョンの厄介者:Lv7】【Dランクモンスター:Lv--】』


そういえば色々聞いてた間に【聴覚強化】と【超音波】のレベルが上がっていた。

移動中に結構体の形も変えたから【シェイプシフター】も上がっていた。


しかし…現状の状況を優勢な方向に運べるスキルが見当たらない。

今のこの手札でカーバンクルを助け出す方法はないだろうか。


称号スキルにモンスターランクを付け足しました。

過去の表記も順次編集していきます。

主人公はあまり気にしてなかったということで…

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