ハンバーガー
こんにちは
ベアです
今回は
僕の長所でもあり
短所でもある
耳が遠い話しについて
エッセイを書きました
どうぞご覧ください
指示を出される環境
僕は僕として動いてはいけない
僕は彼らの
血液を循環させる
「食べ物」でしかないのだから
僕は指示通り動けない
まず言葉が聞き取れない
そして
言語ではなく
ただ「流れる音」にしか
聞こえないからだ
「お前さ」
「話し聞けよ」
何回何百回目のセリフだ?
僕を怒号して
自分の価値観を受け入れて
貰えない事に
腹を立てられてしまった
「ごめんね」
「僕耳が人よりも遠くて」
「ごめんね」
そういうと
彼らは安堵するんだ
「ああ」
「そういう事だったのね」
と
僕は活字中毒だ
言葉を覚える事が
世界を広げる
それに
思いを伝えるには
打ってつけの方法だ
僕のクラスの子たち
分からない事があると
授業終わりに
分からないポイントを
他者の視点から見える自分を
教えて貰う
そうすることによって
彼らは親睦を深める
僕はね
「言語」
が
「川が流れる」
ようにしか
「聞き取れない」
から
いつも1番乗りに教室を出ていた
彼らはね
そんな僕を見て
不思議に思うだろう
「あいつ何で先生に聞きに行かないの?」
って
「あいつ自分が正しいと思い込み過ぎじゃね?」
と
僕はこの場を借りて
意見を述べさせて貰う
もしも
僕が言語を
何不自由なく聞き取れていたら
間違いなく
先生を疲労させてしまう程
質問攻めをしていた事だろう
分からない事があると
徹底的に調べあげたいのが
僕のポリシーだ
君たちは
手話を使用して
会話をしている人を
見かけた事があるだろうか
彼らは音そのもの自体を
聞き取る事が不可能だ
僕のように機械を耳につけて
音を拾う人も中にはいるよ
だけど
やっぱり不便だ
だから
「手」を使用するんだ
「嬉しい」
「悲しい」
「お腹が空いた」
なんてね
そんな彼らは
「自分が人とコミュニケーションを心を通い合わせる事が出来た」
「こんなに幸せな事はないよ」
って人と話をするんだ
彼らの嬉しそうな顔を見て
僕は嬉しかった
「良かったね」
僕は言語だけが
コミュニケーションではない事
他の手段もある事
そして
本当は言葉がなくても
伝える事が出来る事を
僕は知っている
最後までお付き合い頂き
誠にありがとうございます
次回作もぜひ
よろしくお願いします