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無理だと

 だから、無理だと。自分では実力が足りないと。正直、恥ずかしい話だが、事実だった。手を抜かれ、戦われていた。最後には腰の銃を一丁抜かせるまで追い詰めたが、あれも油断してでの事だろう。まともにやり合えばナイフ一本でオレは簡単にやられてしまう。これは直接、戦ったのだから分かる。圧倒できに彼女の言う通り経験値の差があった。完全にオレの動きは読まれていた。あの、霧で見えないはずの森で、彼女は一つも間違えることなくネベラを受け止め、オレにナイフを突き立ててきた。勝ち目はなかったのだ。


 それを言わなくても、神様なら分かるだろうに・・・なのに、どうしてオレにもう一度戦えと言う?


「あれとはとお前の相性が悪いだけなのよ。いや、この世界その物があれとは相性が悪いっといいのよ」


「それは一体どういう?」


「あれは――あの妖精は魔法をすべて否定している存在なのよ。そんなものに勝てるはずがない。ましてや魔法そのものである幼女ラガッツァなどとつかっても無意味なのよ。あれと対等に戦いたければ普通の武器で戦うのよ。あれはそういう普通のものにめっぽうよわいのよ」


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