呼び出しの目的
「タクミよそのことなんだが・・・」
――ん?
舞い上がりルナをなでなでするオレを王は申し訳なさそうに呼んだ。
「その彼女達についても話があるのだ」
はなし?なんだろう?
なでなでする手ルナのふりらわれた手を避けを止め、王に向き直る。
「なんでしょう?」
「うぬ。すごく申しずらいのだ・・・彼女たち幼女と言われる力ある武器や防具になる者たちは全て封印されることに決定した」
は!?
ちょっと待て、なんて言った?
封印?何考えててるんだよ国王。
「それどうして?」
「幼少期に力に目覚め幼女となった少女たちは、体が成長しなくなる代わりに永遠の寿命と強い魔法の武器になることができるようになる。今回、それをタクミお主のような契約者が使用することで魔王を討伐することができたわけだが・・・。ハッキリ言ってその力は強すぎる。魔王をも一撃で倒す力だ。だから全て封印する、争いにならないうちに。これについては戦いに参加した各国の同意の元での決議だ」
なるほど――そりゃそうだ。魔王を倒せるほどの力を所持するものが居ればそれを元に戦争になりかねない。魔王で一致団結みたいなことになってた国同士も戦争って訳か・・・。
でもそれで納得するのか?
オレはもちろん納得しないはもちろん。他の契約者は。