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粉々になった魔法無効鎧

二人が逃亡し、えぐれた地面だけが後には残された。

ルナが長剣の姿から幼女の姿へと戻る。

「魔法無効鎧よね?」

地面に転がるあっけなく砕け散った鎧の破片拾いルナが言った。

「ああ、間違いなく魔法無効だ」

「案外もろい物ね」

言ってルナは破片を捨てる。

魔法無効鎧の攻略法はいくつかあるが、ルナがその方法を聞かないということは大体察しはついているんだろう。

魔法無効鎧。

素材は天然の魔力を弾く鉱石を素材としてソレを混ぜて作られたものだが。

言ってしまえばその魔力を弾くな鉱石は魔力と反発する磁石みたいなものでしかない。

良く何かの発射装置にも使われるものだが、鎧に使えば魔力を反射してくれるようになるという代物だ。

とはいえ、その素材は魔力を消す訳ではなく反発して弾くことしかできない。

その上、鎧の素材として混ぜているだけであって純度100%言う訳でもないので、中途半端に混ぜ合わせた鎧では継続して魔力で押さえつけられると、その反発で粉々になってしまう。

彼らはそれを知らなかったのだろう。

まあ、知っていても故郷の月と黄昏の痛み(ドローディエ・リーアンカエスポロ)のような魔力を粒子かしそれを竜巻にして擦り付ける攻撃なんて、普通飛んでくるとは思わなかったんだろう。

だから、あれだけの余裕をかましてんだろうし。



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