魔法無効鎧の倒し方
相手は魔力無効の鎧を着ている。
まともに魔法を撃っても意味がない。
けど――。
オレは一つの回答を見出してサル顔の男へと翔る。
キーンッ!
オレのルナと男の剣がぶつかり合い金属のぶつかる音が響く。
「それが魔王を倒した伝説の代物、幼女か・・・その程度かッ!?」
キンキンキン!
――キーン!
サル顔の男の咆哮と共に、
お互いに剣を振りそしてそれを弾き合う。
オレはそれを気にしない。
ただ、打ち込み続ける。
そして。
「ルナ―――」
「ええ」
掛け声と共に、唄い始める。
「夜の照らす月を見上げその瞳は何を浮かべる」
「幼き日幼き時あの瞬間あの頃
天命が下った時代 私は後悔をした。
それは冷たき暗闇の中で それは白く照らす月の下で、
一生悔いいる程の大きな後悔」
「そうか、ならお前はどうする。
後悔に打ちひしがれ己が愚かさを呪うのか」
「私は思う。きっとそれはいけないと。
この身が裂けようと痛みが続こうと。
進み続けなければいけない」
「そうか、なら進め己が身が消えようとも。
きっとそれが、お前の力となるだろう
月明かりが満ちる時 お前の痛みはきっと消える」
「どうか見守っていてください。
優しく闇夜を照らす月のように。
私の痛みが消えるその時まで後押しください」
「見守ろうとも、我が身が消えようとも
お前の傷が痛みが消えるまで私は待っている」
「<<覚醒>>故郷の月と黄昏の痛み(ドローディエ・リーアンカエスポロ)」
オレはルナを振り下ろし、ゼロ距離で男へと光の粒子の竜巻をぶつける。




