このとおわり
オレは二人が立ち去るのを見ると静かに座った。
ここに居る全員が、心配する様子もなくさげすんだ目でオレを見ていた。
そうまで嫌われいるのか、誰も心配する者なんていない。
「ちょっと、なんでよなんで行かせたのよ」
「・・・・」
「我が主どのどういうつもりじゃ」
どうもこうも。
「ここで問題を起こす訳にいかない。国王の手紙の件もある。それに、この世界で生きていくならギルドの信用は最低でも必要だ。ルナ、剣は後で買いなおしてやるから抑えてくれ」
オレはルナを見て言った。
「っ・・・」
ルナ?
ルナが苦虫を噛んだように噛み締める。
そしてうつむき
小さく。
「いやよ・・・」
そう、呟いて。
駆け出して。
「おい!ルナ!」
立ち上がりオレが止めても聞かず、外へ出て言ってしまう。
「ルナ・・・?」
オレは抜け落ち合ように腰を落とした。
泣いていた。しかめた顔は涙をこらえていていた。
どうして・・・。
「我が主どの的に言うなら、やれやれじゃな」
ネベラが言う。
「おにいちゃん、ひどい・・・」
ルーチェが言う。
「オレはただこれからの事を考えてでだな」
「それはルナの短剣を取られてもか?」
「短剣で済むなら安いもんだ」
そう、短剣なんか新しく買えばいい。
「はぁ・・・」
オレの答えにネベラはため息をつく。
「我が主どの」
向かいに座るネベラがオレの方へと回り。
オレの横に立つ。
「ネベラ?」
どうしたのだろうか・・・。
そう思い彼女の方を見るオレを。
袖をまくり、横に手を広げ。
パン――ッ!?
衝撃が走った。
えっ・・・。
オレ達の事で静かにざわついた場が、パンというオレの頬を叩く音を境に静かになる。
「っ・・・ネベラっ」




