居場所
ゴールドの等級ということはそれなりに腕が立つが、おそらくルナが本気で戦えばそれぐらいなら余裕で勝てるだろう。
だけどダメだ。
「なんだガキ、いっちょまいにいい剣もってるじゃないか」
「ほう」
「――ちょっと」
鳥顔の男が言うと、オレを突き飛ばした男がルナの腕を掴む。
オレが、視線を送るとルナは抵抗しないが、そのせいで短剣を奪われた。
「返しなさいよ!」
「ルナ。――すいません、その剣でどうか見逃してくれませんか?この通り謝りますんで」
「えっ・・・」
ルナを止め、オレは謝り頭を下げた。
オレ行動に行動にルナはもちろん、ルーチェ、ネベラが驚いている。
けれど、これ以上ここで問題を起こすのはいけない。
ただでさえ嫌われているのに、暴れたりしたらギルドにすらいられなくなってしまう。
国を追い出されて、ギルドまで追い出された本当に居場所がなくなってしまう。
だから、いけない。
「はっ、なんだよ勇者つれないなっ!」
「ッ!?――」
サル顔の男が頭を下げるオレの腹を殴り。
それが、ミゾに入りオレはその場に崩れた。
「このっ」
「おにいちゃん・・・っ」
「やっていいことと悪いことがあるのじゃがな」
三人の幼女がサル顔の男を睨むが、
「ダメだ・・・」
オレ立ち上がり止めた。
「ハンッ!」
言ってサル顔の男は立ち去っていく。
「あ、もう行くの?」
その後ろを鳥顔の男が続いて、二人は外へ出て言った。




