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それでもここに居る理由

「でも、それは!途中で戦ってたら万全な状態で魔王と戦えないからってっ」

「ルナ」

怒鳴るルナをオレだけじゃなくネベラも止めた。

「――むうぅ」

言われて、ルナは大人しくなる。

ネベラの言うことは聞くんだな。

ルナには悪いけれども、この状況にオレは反論する気はない。

遊撃手たちが恨むのは無理もないし。そのことで騒ぎ立てたところで何も解決にならない。

大体、死んだ人間は戻らない。ギルド連合商会の遊撃手半分が戦死又は負傷したと聞いている。

恨まれても仕方ない。

それでも、オレがここに居続けるのは今後ギルドに身を置くことも考えているからだ。

いい加減牧場の平和な生活も飽きてきたし、だからと言って旅をするにはギルド連合を利用しない訳にはいかない。

少なくとも、もう軍にはかかわらない気でいるのだから。

オレは戦場に出るのではなく旅がしたい。してみたい。から。

このオレ達への空気はこの場限りのもだろうと

今回の件を片付ければ少しはましになるだろう。

そう考えている。

そう思い。不機嫌そうにするルナを眺めていると二人の鎧を着た男がオレたちのテーブルへやってきた。

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