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お眠なルーチェ
そう言えば、結局全部ホットミルクを飲まれたなとか思いながら、オレはまずルーチェに伝えようと広い牧場の丘を歩く。
この時間ルーチェは確か羊の面倒を見ているはずだったな・・・。
羊はどこだよ、とか思いながら辺りに居る動物を見る。
辺りを見渡して、羊の群れを見つけてその方へ移動する。
移動すると、羊は群れで固まりでっかいクッションのようになっていて、その真ん中あたりでクッションのような羊に囲まれてルーチェは寝ていた。
もうルーチェが羊に面倒を見られているみたいだな。
元々よく寝るマイペースな子だけれども、ここまでくると睡眠障害じゃないかとすら思えてくる。
そこがルナやネベラにはない可愛いとこなんだがな。
オレは羊をかき分けルーチェのたどり着き、しゃがんでルーチェの肩を揺らし起こす。
「ルーチェ」
呼びかけ起こす。
「ん・・・?おにいちゃん・・・?」
眠そうに目をこすりルーチェが起きた。
「おはよう」
もう昼過ぎだけどな。
「おはよう・・・ふわ~ぁっ」
あくびをして、
「すー」
「寝るなよ」
ルーチェを抱き上げ、無理やり立たせ起こした。




