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手紙の返事
しかし、それが遅すぎたため盗賊は軍を広げ西へ侵攻を始めた。
そのため、国同士の戦争はこちらで止めることになり、盗賊はギルド連合へと協力をあおることになったのだ。
ただし、盗賊にも幼女と契約者が存在している以上、手に負えるはずがない。
そこで、お主にはギルド連合に協力して盗賊をどうにかしてほしい。
その為にこの便を送った。
最後にはなるが、本来はのんびりとした生活を裏でしてほしかったと思っている。
その為にあのような方法でお主を取り立てたのだ。
もし、お主がまだ勇者であるのなら、どうか助けて欲しい』
そこで手紙は終わっていた。
「ルナ、この手紙誰からもらったんだ?」
小さな両手でコップを持ち、オレのホットミルクを勝手に飲むルナに聞く。
「牧場主さん、さっき兵士の人に渡されたんだって」
へー。
「なあルナ――手紙の返事、書いてみないか?」
ルナに手紙を渡す。
「返事って・・・。どーすんのよこれ・・・」
呼んだルナが不満そうな顔をしてオレを見上げ言う。
「返事はそうだな・・・。報酬はこの牧場の家畜の餌を30日に一回家畜の料分届けること」
「なにそれ?」
「ここにかくまってくれた牧場主さんへの恩返だ」
どうやらオレのここでの潜伏はここまでだしな、最後にお礼ってやつだ。




