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逃亡、そして
オレたちが森から逃亡しておよそ20日がたった。
森から逃げる際、追ってくる追ってもなく真夜中の夜空を堪能しながら逃げることができた。
で、オレたちは森を抜けたあと、街に着きそこに一日ほど止まり更に西へ、西へと移動して、とある牧場にたどり着いた。
たどり着いたというよりは、目的地して考えて向かっていたのでたどりとは言わないが、牧場についた俺たちは身を隠す潜伏先として、そこの持ち主に取り合った。
元々持ち主とは魔王を倒す旅の時に一度お世話になり知り合いで、魔王を倒したこともあり快くかくまってくれた。
そして、ド田舎としか言えない場所に潜伏しているにも関わず、世界の情勢については色々と情報は入ってきた。
話に聞いた情報だと、国王はどうやら他の国にオレが逃げたしたとは言わず、勇者も幼女の封印に同意したということにしたらしい。
まあ、国同士の問題になりかねない話なのでそうせざるえなかったのだろうけれど。
自分の知らないところでそんあなことにされているのはどうにも、いい気分にはなれなかった。