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大狐

光は大きくなり形を変えある動物の形へとなる。

否、動物ではなく化け物といってもいいだろう。

光を解き放ったネベラは馬ほどの大きさで九本のふわっふわな尻尾をもった大狐へと姿を変えていたのだった。

「乗れい」

牙をもつ口を開け、大狐になったネベラはその場にうつ伏せに座り言う。

「まってろよ。ルナ、ルーチェ悪いけど起きてくれるか?」

寝ている二人を揺すり起こそうとする。

「なによぉ・・・」

「ん・・・」

二人とも眠そうに目を覚ます。

「ちょっとわけあってな移動する」

「いどう・・・?」

ルナが目をこすって立ち上がる。まだ、半分寝ているようだ。

それに引き換えルーチェは起きず二度寝を始めた。

仕方ないのでルーチェを抱っこして立ち上がり、眠そうに立ちながらうとうとしているルナの手を引く。

この状況、どこの養護施設の人だと自分に突っ込みながら、ルナをネベラ誘導する。

「ほら乗って」

よじ登るルナを介護し乗せオレもルーチェを抱きかかえたままルナの後ろに乗る。

「いくぞ我が主どの」

「ああ、取り合えず西に向かってくれ」

「承知した」

ネベラがオレ達を乗せ飛び出し、宙を翔る。

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