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取って置きの提案

そう、囲まれている数分ほど前から、何人いるのか分からないが、王国の兵士とワーウルフに。

「問題ありゃせんよ。こうなるとおもうてな、既に手は打っている」

そう言っていつの間にか出した術に使う札をオレの前にひらひら見せびらかす。

「結界か、いつしたんだそんなこと?」

札をいくつか木に張り付けて結界を張ったんだろ。

だから、囲まれただけで待機しているのか?

「いぬっころを集めてる最中にな、ついでにその辺にぺたーっとはっつけておいたわい」

札を大きく開いた胸元にネベラはしまいながら言う。

「なるほど。けど、これからどうする?」

「選ぶ選択肢は四つじゃ――取って置きの提案じゃよ

一、あ奴らを全員を倒して国王の首を取りに行く、そんでもってお主が新しい魔王にでもなんでもなる。

二、この場から逃げて、今後も逃げ続ける。要は愛の逃避行ってやつじゃのう。

三、ワシらを素直に差し出す。そうすれば、晴れて何もかも解決じゃよ。余計な死人もでなければ我が主どのもこれからも約束される。

四、ここで森を焼き払って心中するなんてどうじゃ?」

指を一本ずつ立て説明するが、どれも現実的じゃない。


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