表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/197

焚火とネベラと

夕食を食べ終え少し話した後、明日も早いということで早めに幼女たちを寝かせた。

のだが、焚火に当たりあぐらをかいて見張りをするオレの膝の上に、ネベラがチョコンと座ってオレの胸を背もたれにしていた。

狐耳をしている分、なんだか人懐っこい小動物で見たいで可愛いからいいのだが、なんで乗ってるんだよとオレは思う。

「なんじゃ?嫌か?」

「いや」

嫌ではない、むしろ最高、ネベラ可愛いいー!なんて言って抱きしめたいぐらいだけれども・・・。

「ならよかろう――どうせ、我が主どののことじゃから朝まで寝ずに見張っておくつもりだったんじゃろ?」

「あーばれてた」

「当たり前じゃ」

こちらを向きネベラが強く言う。

「お主は過保護すぎるのじゃよ。少しはワシらを頼ってもいいんじゃぞ。それに、見張りぐらい交代ですればいいものを・・・」

「いいんだよ」

ネベラを抱き閉める。

「好きでやってるんだから。うん、抱き心地最高だ」

「普通の人間が見たらあらぬ誤解を受けそうなセリフじゃな」

呆れたようにチリチリと燃える炎を見つめため息交じりに言う。

「誤解じゃなくて、事実だよ」

だって好きなのだから、何も間違ってはいない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ