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そして世界を救った

オレは三人の幼女に合図を送る。

一人目は、紺色の腰まである髪に紺色の瞳、幼いながらも凛とした顔立ちに左目の下に泣きほくろのある、白のブラウスに黒のロングスカートの剣を構えた幼女。

二人目は、肩までの透き通るような真っすぐな銀髪に、右目が青色に左目は赤色と左右違う色をした瞳、透き通るアルビノの肌で、ドレスのようなゴスロリ服を着て、真っ黒な本を抱きしめる幼女。

最後の一人は、頭に生えた狐耳に、長く足元まであろう三つ編みの金髪に髪飾りをつけた、金眼の振袖を着崩して肩が出ている札を構えた札を両手に数枚握る幼女。

三人ともオレの合図に頷く。

「行くぞ魔王!!」

そして、オレは叫ぶ、三人の幼女の名前を。

「ルナ!!ルーチェ!!ネベラ!!」

それぞれ、一人目がルナ、二人目がルーチェ、最後がネベラ。三人とも頷く。

その瞬間三人の姿は光となって消え光の球がオレの周りに集まる。

同時に魔王から放たれる突風の威力は凄まじくなり辺りを吹き飛ばした。

「終わりだ魔王!!」

三人の光は僕の手元で大きな光の大剣と変わり、オレはそれを振り下ろし、突風ともども魔王を斬り飛ばす。

――ッ。

光の大剣は魔王を貫き強い白の光を放ち、その閃光で辺りを激しく刺ように照らす。


「―――――」


その日、長らく続いた魔王との戦いは終わり世界は平和になった。

魔王がいなくなったことにより魔物の軍は消え去り、世界から魔物の数は減った。

そして、人々は魔王軍から解放され自由を得た。

魔王が現れる前の自由な世界へと。


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