今夜の食事はワーウルフの丸焼きです
数匹のワーウルフを解体して(幼女が解体している姿はもすごく衝撃的なのでお見せできないが)すべて処理し終わった頃には日が暮れており。
森の中を少し移動してオレ達は焚火をしていた。
正直、ワーウルフが追ってきたということは、直ぐに追手が来そうなのでさっさと移動して森を抜けた方が良いとは思うが、まあ、ルーチェがお腹を空かしているので仕方ない。
焚火に木の棒で肉を括り付けてなん本かさして焼いている。
「そろそろ良いな。ほらルーチェ」
「うん・・・」
焼けたようなので一つとりルーチェに渡しそれにルーチェがかじりつく。
「おいしい」
「そりゃよかったよ」
続いてオレ達三人も取って食べ始める。
「あふっ――それで、これからどうするの?」
熱そうにほくほくとして食べ、ルナが言う。
「取り合えず、明日の朝に森を抜ける」
正直、直ぐにでも抜け出したいけどな。
「そのあとは?」
「さあ?」
「相変わらずこいうときは無計画よね」
呆れ溜息混じりに言うルナ。おっしゃる通りで・・・。
でもまあ、ルナ達を封印されるよりましだからな。
責められてもそこは譲れない。
「じゃが、本当にどうするのじゃ?」
ネベラが言う。