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調子に乗るなよ人間

 国が亡ぶだって!?


「お、おい!なんでそんなことするんだ!?」


 思わずオレは椅子から立ち上がり聞いた。


「まあ、ちょっとした成り行きだ」


 笑顔でそれをオレに返してくれる。正直、正気とは思えない。何を考えているんだこいつ。


「そこまでしてあの娘に肩入れする意味が分からなんのよ。ふざけたこと抜かしてないでいい加減出ていかないと――」


「出ていかないと?」


 神様を遮り、迷子の勇者が言った。


「ここで俺とやり合うか?それもいいだろう。ここなら神の制約には引っかからないはずだ。下界に関与する訳ではなからな。で?勝算は?」


 迷子の勇者が笑い長して言ったその時だ。


『調子に乗るなよ人間』


 今までの普通に喋っていた声とは違う。この空間そのものを震わせる言葉が響き、神様は立ち上がり、冷たい表所をして、神様の長いシルクのような髪がひとりでに動き中に舞い何本かの細い塊となって、それらは唐突に迷子の勇者へと真っすぐ串指すためだけに、無数の刃が放たれた。


 ――ッ!?


 

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