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悪いと思っている
評価ください!
「まあ、そう怒らないでくれ。これも謝罪にきたのだから」
と、肩をすくめ言う迷子の勇者。
「謝罪?いったい何の謝罪があって我の地までも踏み込むのよ。ふざけるなのよ」
「別にふざけてはいないのだが・・・。まあいいか。この通り、そこの彼をウチのフィーが不用意にも殺してしまってね、それについての謝罪だよ。これでも物語の主人公を殺してしまったことを悪いと思っている。流石にそこまで踏み込むのはやりすぎだからな。ああ――フィーにはキツイお仕置きしておいたよ。今頃、ぶっ壊れてはそれを再生のエンドレスを送っているよ」
少しいたずらじみた笑顔を浮かべ、神様へ迷子の勇者が言う。
「どうでもいいのよ。我の世界から荷物をまとめてさっさと出ていくのよ」
神様は迷子の勇者の謝罪には耳を貸さず。ただ更に足をバタバタとヒートアップさせて怒りを増やすだけ。
「それなんだが。すまないがしばらくこの世界に滞在させてもらう。まあ国が二つ三つ亡ぶ程度だからきにしないでくれ」
「は!?」
平然とした顔で放たれた言葉にオレは驚く。




