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使用武器にエロいの無し。使うやつはいるのかな?

 色々と交渉をし、サバイバルゲームをする金曜日の夜。今回はお色気とか一切無しで大丈夫だった。

 そして、使用出来ない武器はハンドガンやらアサルトライフル。銃刀法違反になるのはもちろんのこと。スコップやハサミ。俺達が凶器と判断したものは全て禁止した。

 新キャラっていうか、あまり接点のなかった痩せている変態。略して『変態マッチ』が電マは危険道具だの何だので、性欲に溺れて負けそうな道具も全て禁止された。

 本当に何を言っているのか分からない。サバイバルゲーム中に股間付近に違和感が……! それなら違うゲームをしてしまえばいいと思う。

 追記としては、道具は使用可能だが倒す武器は決まっている。そんな感じだ。

 会場は本校舎一階、二階で掃除はしなくていいらしい。この学校の謎すぎる凄さに驚きを隠せなかった。


「いやー! 遂に今日かー!」

「サバイバルゲーム大好きなんだよねー!」


 柳が超上機嫌に声を上げる。


「これって、初心者でも大丈夫なのか?」

「んー、難しいとは思うけど相手が不利なのも同じだし。何とかなるんじゃない? 作戦通りにことを進めれば大丈夫」

「よっしゃ! 頑張るぞー!」


 俺達は一階の自教室で参加メンバーだけが待機している。

 今回は男女八人ずつ、計十六人の対戦でメンバー以外はどこかで観戦しているらしい。

 そして、肝心のメンバーは男が俺に豚人間。女神様とクラス長。それに先程紹介した、性知識だけは優秀な変態マッチと残る三人の紹介をしようと思う。

 一人目は範囲に入れば即戦場! フルパワーのこいつに勝ち目はない! 尻デカブーブー!!

 二人目は頭……。うぅ。少し弱気な十円ハゲ! ツルツルビビりー!!

 三人目はチビ。それなのに鼻がデカい!! 略してチビッグ!!

 続いては女子のメンバーの紹介。柳に鼻くそマシンガン。それにアゴシャベルとコブスレイヤーの他四人も紹介する。

 一人目は顔面じゃがいも。誰かに殴られているの? ……元から!!『ジャガーマウンテン』。

 二人目はどこぞの玉ねぎだ? 髪の毛凄いですね!! ちび〇こちゃんの使者!『永沢君』。

 三人目はケバい! とにかくケバい! 近寄ると香水がきつい!! しかもおばさん臭い!

 化粧と香水を操りし者……『メイクボンバー』。

 四人目は丸眼鏡をかけた美少女?! と思いきや眼鏡を外しても変わらずブス! 全体の顔バランスが壊滅的!『福笑いマン』。

 まぁ、勝手にあだ名を付けたのだがバレたら怒られんのかな? 怖いなー。


「そろそろ勝負が始まるな……」


 豚人間がそう言った時、この前の対戦と同じ声が聞こえる。


「さぁ! Dクラス対戦Eクラスの決戦が始まろうとしています! 実況はこの私、松木 安子がお送りします! 続いてはゲストの紹介ですが掲示委員長。読 売子さんと生活委員長『中居(なかい) リサ』さんに来てもらってまーす!」


 風紀委員長はお休みなんだな。


「続いてー! 今回の試合ルールですが指定されたペイント銃で相手のヘルメットを撃ちます。ヘルメットにペイントが付いた時点で負けでーす! ただし、ヘルメットを設置されている物以外の手で覆ったりすると反則になりますので注意して下さいねー!」


 その通りのルールになっていて、体に当たる分には何も支障がないというルールになっている。


「読さんは今回の試合。どうなると思いますか?」

「流石に前の試合との間隔が短すぎて腹が立ちます。忙しいのに来なくちゃいけないですからね」

「それじゃあ、リサさんは。どうですかー?」

「いやー、この後の清掃の人達が気の毒だねー!」

「確かにそうですね! 給料が弾むこと間違いなしです! それでは各チーム準備を始めて下さい」

「押しますよ? 準備はいいですね?」


 クラスに設置された謎の機会のボタンを押すとアナウンス席に準備OK! と伝わるらしい。


「あぁ。絶対に勝つぞ!!」

「「おー!!」」


 と、俺らは顔を見合わせて大きな声を出す。

 いやー、みんなブスに戻したから凄いインパクト高いわ。第二回妖怪大戦争だぜ!!


「各チーム準備が整ったようです……試合開始!!」


 すると大きなベルのような音が鳴る。

 っしゃぁ! 絶対に勝ってやる!!

 俺は作戦通り配置に付いた。

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