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9話 「簡単なクエストとは?」

       9話「簡単なクエストとは?」



 池鯉討伐をするため、目撃情報のあった場所へ向かったアラム達。池鯉はよく跳ねるため、すぐに発見出来るらしい。そして、今回も着いた瞬間に池鯉が跳ねる瞬間を見ることが出来たが、


 「デカーーー!!!」


 アラムが目にしたのは、本当に鯉なのかっと思うほど。一瞬見ただけでも明らかに、人の大きさを有に越すでかさだ。


 「地鯉。主に地中を泳ぎ雑草などを食ベル魔物。地鯉からでる糞はとても栄養があり、ある地域では地鯉を使った農法があるとかないとか。まあこれも子供の地鯉の場合で、大人になった地鯉はとても大きくなる為、池鯉が通った跡は、地盤が悪くなり家が倒壊したり、冒険者が足を取られたりするために定期的にクエストが発生するんです。大きさは今ので5mあるくらいですね。まだまだ大きくなりますよ。」

 

 「まだでかくなるのかよ!丁寧な解説どうもありがとよ!!しっかし魔物って言うのは基本的にでかい奴しかいないのか?ジャイアントウリボーといい、ゴーレムといい、でかけりゃいいってもんじゃねえぞ。」


 「誰目線の言い方なんですか。たまたまですよ。小さい魔物だっていますよ。そりゃ。って言うかジャイアントウリボーなんて滅多に見れない魔物ですよ?良かったですね。」


 「良くねぇわ!殺されかけてるんだぞ!さてどうやって倒すんだ?」


 「簡単よ!さっきみたいにジャンプした所を攻撃すればいいのよ。見てなさい!」


 自信満々にエルナが前に出た。右手を前にした状態で数分、そして池鯉が地面からはねた所を、


 「『レ・イブル』」


 光の刃が生成され放たれた。しかし、池鯉に命中したものの無傷。


 「アレ?以外に硬いわね。」


 「お前、ウリボーに襲われた時自分で言ってたじゃないか。時間をかけるほど攻撃力が増す魔法だろ?なんで出てくるまで溜めないんだよ。」


 「あっ、忘れてた。」


 本当にこいつの頭は大丈夫なのかいよいよ心配になったアラム。エルナは次は、右手に魔力を集中させると、彼女の右手に光が集まってきた。そのまま、池鯉を跳ねるのを待ったが、


 「全然跳ねないわね。」


 「全然跳ねないな。」


 「全然跳ねませんね。」


 エルナが集中されてから10分以上経ったが、池鯉が跳ねることは無かった。


 「あっあ、もう無理、右手が爆発しそうだから打つわ!」


 「ちょっと待て!地面に向かって打てよ!前みたいに何かに当たったら大変だからな!頼んだぞ。」


 「分かってるわよ。ついこないだの出来事を忘れる私だと思ってるの?」


 「自分の魔法の特徴を忘れる奴がいうセリフか!」


 「・・・打つわ!『レ・イブル』!!!」


 俺の最後の言葉を無視して、エルナは地面に向かってうった。その攻撃力は凄まじく、大地をえぐった。それと同時に池鯉が次々に跳ねていった。


 「なんで今跳ねるのよ!このあんぽんたん!」


 「一気に跳ねたな。大きい衝撃か音に反応しても跳ねるのか。おいエルナ、もう1発打つ準備しておけ!今の半分の威力まで溜まったら教えてくれ。」


 「なになに?たかが人間が私に命令とは面白いじゃないの。いいわあなたの考えに乗ってあげるわ!」


 「言い方腹立つな。まあいい。ミーラは軽い雷を打つ準備しておいてくれ!」


 「分かりました!エルナが溜まった所で撃てばいいですか?」


 「おう、わかってるじゃん。んじゃ頼んだぞ。」


 ミーラも、俺が何をしようとしているか分かったらしい。流石は魔女。しかしエルナは、


 「ねぇ?どういう事?私いまいちよく分からないんだけど。」


 「お前は池鯉が跳ねたら、攻撃してくれ。その代わり外すなよ?」


 「外すわけないでしょ!神様よ!」


 もうこいつには攻撃手段としての物としか考えない。いいよね?聖剣だし。


 「そろそろ溜まってきたわよー。」


 「じゃあ打ちますね!」


 「おう!頼んだ!」


 「『ペール・エレクトロン』!!」


 前撃ったいかづちとは、程遠い小さないかづちがランダムに落ちた。もちろん池鯉に当たるはずがない。しかしその音に反応して、さっきと同様に、数匹の池鯉が地面から跳ねた。


 「エルナ!いまだ!」


 「音に反応するのね!やっと分かったわ!『レ・イブル』!!」


 光の刃が池鯉に、命中。さらにら貫通してたまたま別の池鯉にも当たった。そしてその2匹はそのまま地面に潜ることはなかった。


 「おぉ!一気に2匹!あと1匹だな!良くやったエルナ、ミーラ!」


 「まあ適当に撃っただけですし、上手く当てたエルナが凄いですよ。」


 「まあ当然の結果よ。2匹同時なんて当たり前よ!さあアラム、自分の無能さに頭を抱えなさい。」


 こいつはいつも一言多い。謙虚なミーラを見らなって欲しいところだが、エルナの言う通り、俺は指示しているだけでなんにもしてない為、何も言えないのが現状だ。


 「まあ、それは置いといて、あと1匹だな。もう1回やるぞー、準備しろーってあれ、なんか様子おかしくないか?」


 数体の池鯉が、背びれを出して集合をし何やらグルグル回り出した。そしてそれは次第に早く、そして小さくなっていった。


 「おいおい、あの行動ってなんだ?」


 「いえ、私も初めて見る行動ですよ。エルナならなんか知ってるんじゃないんですか?」


 「私も知らないわよ。あっ跳ねたわ。」


 円のなかで次に跳ねていく池鯉たち。そしてそれはだんだん高く、そして数体の池鯉が一体化していくように。その姿はまるで川を登る鯉のようだった。


 「おい、なんか不味い予感がするのは俺だけか?!」


 声を荒らげた瞬間、池鯉達は今日一番の跳ねをみせ、数体の池鯉は一体化?をしながら空にまい、そして、


       ―とても大きく長い龍になった―



………………………………………………………………………




 龍になった池鯉が、アラムたちに襲いかかってくる。


 「うぉお!!あぶねぇ!おい池鯉が龍になるなんて聞いてねぇぞ!!池鯉は人を襲わないんじゃなかったのか?!」


 「私も池鯉が龍になるなんて聞いたことが無いですよ!しかもあの龍、キラードラゴンじゃ無いですか!やばいですよ!クエストどころじゃ無いです!」


 「なんでそんな恐ろしい名前の奴が池鯉討伐で出てくるんだよ!」


 「流石に普通の魔法じゃ、この龍は倒せないわ!アラム!とっておきの魔法をぶちかましてやるから時間を稼いで欲しいんだけど!」


 「お前そんな力あるのか?!」


 「あるに決まってるでしょ、私の魔法があれ一つなわけないでしょ!」


 「よし分かった!少し心配だけど、かけてやる!時間稼ぎは任せろ!ミーラ手伝え!」


 「えっ!わっわかりました!」


 少し離れた所で、エルナは両手を前にして詠唱して、大きな魔法陣を作り出した。


 「結構時間がかかるけど、よろしくね!」


 「おう!わかった!おらードラゴンこっちにこいや!」


 まるで煽りが分かるかのようにこっちに向かってるキラードラゴン。アラムとミーラは走りながら作戦を練り始めた。


 「それで、どうするんですか?!このまま走り続けても時間稼ぎにはなりますが、体力が持ちませんよ!!」


 「安心しろ!お前がやることは俺を飛ばして俺をキャッチするだけだ!簡単だろ!」


 「どういうことか全然わかりません!」


 「お前、爆風を起こして俺を吹っ飛ばすことができるか?高さはドラゴンの顔の上くらいにだ!」


 「爆風を起こしてひとを飛ばすことはできますけど、上手くドラゴンの方に飛ぶかは運次第です!」


 「出来るならそれで大丈夫だ!キャッチは、お前に任せる!頼んだぞ!」


 「一番命がかかる所は人に丸投げですか!?保証しませんよ?!」


 「安心しろ!失敗しても恨まねぇから!って危なっ!!」


 ドラゴンが口を開きアラムとミーラの所に突っ込んできた。間一髪よけ、タイミングを伺う。外したドラゴンはまた上空に上がっていった。


 「よし!いまだ頼んだぞ!」


 「飛んだ所でどうにか出来るんですか?」


 「そこは安心しろ!俺が子供の頃に習得した魔法を食らわしてやる!」


 「何を言っているかわかりませんが、お願いしますよ!こんな所で死にたくないですから!行きますよ、『エア・ボム』!」


 アラムの下に魔法が打たれた、その瞬間地面から爆風が吹き荒れ、アラムは軽々と宙に飛んでいった。そして一瞬でドラゴンの頭の上に到達した。


 「うぉぉぉぉ!たけぇぇ!おいドラゴンさんよ!こっち向けや!」


 すると本当にこっちを向いたドラゴン。人の言葉通じるのかと思う位素早い反応である。アラムは両手に小さな魔方陣を作り、


 「よしゃあ!喰らえ!鬼ごっこで習得した、鬼の目くらましパート2!『ブレイクアイ』!」


 両手に作った魔方陣をぶつける。すると凄まじく眩しい光一瞬でき、一瞬で消えた。しかし、効果は絶大でドラゴンの両目は眩しい光で覆われた。アラムの予想通りドラゴンは悶えている。


 「地面に向かってやってくる時にうってもよかったが、そのまま突っ込まれたらタダじゃ済まないからな。さてあとは落下してくだけだが、大丈夫か?このまま落下死とかシャレにならないぞ。」


 「『エア・クッション』!!」


 アラムの落下地点でまた爆風が吹きアラムの落下のスピードを落とした。そして地面に落ちる前に小さな体に抱えられた。


 「大丈夫ですか?怪我は無いですか?」


 「おう大丈夫なんだけど、早く下ろしてくれないか?心の方傷つきそうだから。」


 アラムはミーラに両腕で抱えられており、お姫様抱っこを、されている状態だった。


 「無傷にすむ方法がこれしか思いつかなかったので。あっちょっと、分かりました下ろしますから暴れないでください!」


 年下の女の子にお姫様抱っこされるという悲しい思い出が出来たのだが、作戦は成功した。見事にドラゴンは宙で悶えてもり一向に攻撃して来る気配がない。


 「おい、エルナ時間稼ぎは出来たぞ!」


 「流石、勇者に選ばれただけはあるわ!まあ当然の事だけど、褒めてあげるわ!あと少しだからそこら辺で私の素晴らしい攻撃を見ていなさい!」


 エルナの魔法陣の中心にはどんどん光が集まっていった。


 「そういえばミーラ、帰ったら少し魔法を、教えてくれないか?」

 

 「いいですけど。私みたいな強力な魔法を打つには時間がかかりますけど。」


 「いやそこまで強い魔法じゃなくて、あったら便利っていう魔法とかそんなので良いからさ。」


 「分かりました。とりあえず、前向きに検討させていただきます。」


 「お前それ、教える気ないだろ・・・。」


 「十分にたまったわ!見てなさい!神に逆らうとこうなるのよ。『テラ・レ・ブレイド』」


 中心にたまった光が巨大な刃と細かな刃に生成され、空気を切り裂く勢いでドラゴン一直線に放たれる。さらに細かい刃が次々に生成され続けて放たれた。


 「うぉぉ!こっちにまで勢いが伝わってくる。これはいったか!?」


 ドラゴンはいまだに怯んでおり、ほとんど動いていなかった。3人は勝利確信したが、


 「なんか、それていってません?」


 「あれ?確かに一直線に、飛ばしたはずだけど。わかった!勢いが強すぎて、だんだん上に上がってあってるのよ!」


 二人が言うように、巨大な光の刃はだんだん方向を上にし、そして、ドラゴンにかすりもせず、頭の上を通過し、雲を切り裂いた。


 「お前はいい加減自分の魔法の特性を覚えろ!!」


 「久々に打ったんだから仕方がないんじゃない!まってドラゴンがこっちに向いたんですけど。なんか口開けてるんですけど。」

 

 エルナが指を指し、ドラゴンを見ると、口の前に魔法陣が出来ているのがみえた。


 「ブレスが来ます!」


 「やばいぞ!逃げるぞ!早くしろ!」

 

 「言われなくても逃げるわよ!」


 「伏せてください!」


 ミーラが言うとうり伏せた。その瞬間、ドラゴンのブレスが大地にぶつかると共に、爆音と爆風が起こり大地を揺らした。


 「おいおい、マジかよ。池鯉討伐に来た時だけなのになんで死に際になるんだよ!」


 「知らないですよ!あっあ!また来ます!」


 ドラゴンがまたブレスをため出した。


 「おい!エルナ!おまえ神様だろ!なんとかしてぇってなに聖剣に戻ってるんだ!?」


 「生身でいるよりこっちの方が安全だからよ!短い間だったけど楽しかったわ!じゃね!」


 「お前ふざけるなよ!それでも神様か!もしも生きていたら覚えてろよ!」


 「アラム!後ろに隠れてください!バリアを張ります!」

 

 ミーラは、杖を地面に突き刺し、両手を魔石においた。すると周りに薄い透明な膜が張られた。


 「ミーラさん、大丈夫なのか?」


 「多分1発は凌げると思いますが、って来ます!」


 またドラゴンのブレスが放たれ、バリアに直撃した。バリアは攻撃を全て逃がしたものの、1発で破られ、ミーラは魔力切れで倒れた。


 「あー久しぶりに魔力切れで倒れました。あーあ、どうせ死ぬならあのドラゴンの顔面に1発はパンチ食らわしたかったです。」


 「諦めるなよ!俺はまだ死にたくないんだ!くそが!」


 アラムは少し焦げた聖剣を手にして、大きく振りかぶった。


 「頼むから出てくれ!『レ・イブル』!!」


 大きく振りかぶった剣を下ろすと、光の刃が、ドラゴン目掛けて飛んでいった。


 「でっでた!いけぇぇぇえ!」


 が、不完全だったのか、刃は途中で消えてしまった。


 「くそ!ここまでかよ!」


 アラムが膝をつき諦らめ、ドラゴンのブレスが放たれる寸前だった。


 「放て!!」


 どこからか聞こえる声とともに5、6発の火の塊がドラゴンに直撃した。










あぁ、あと半月で今年が終わる。


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