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みんなといっしょで


「ふっふっふ、ついにみつかってしまったわね!」


  るな以外のメンバーは見つかり、後はるなだけになり様々なプールを探して歩いたけれど、その姿はどこにも見当たらない。

  どこだどこだと探していると、フードコートという意外なところにるなはいた。


「というかひなちゃんたちみつけるのおそすぎー……あたたたたあたまいたー」


  言いながらかき氷をかっこみ勝手に自爆しているるな。その姿に、俺たちは呆れるしかなかった。

  そんなるなは放っておき、歩き回って遊びまわって疲れたのでそれぞれフードコートで買い物をしそれを食べることにする。俺が買って来たのは、こういうところでは定番の具の少ないくせになぜか妙に美味しく感じる焼きそばだ。アイテムボックスに入れるとそういう説明文が見れるが、なんかすごく同意したくなる。

  他の面々もそれぞれ、名状しがたいイカの姿焼きだの太くて大きいチョコバナナだの妙に残念な名称でそれでいて名称以外はいたって普通な食べ物を買って皆で食べた。


「それにしても、けっこうまわりきれるものですのね。あんなにあちこちいけるとおもわなかったですの」

「みんなちりぢりになったからねー。ひなちゃんさがすのたいへんだったでしょ」


  とけてシロップ味の水になったものをストローでちゅうちゅう吸いながら、るなはこちらに顔を向けてにぱっと笑ってみせた。

  確かに探すのは大変だった。けれど、いろんなプールを見て回れたし、みんなと遊べて、その、楽しかった。

  プールなんて大人になってからは行く機会なんてなかったが、このゲームだと色々なところに行けて凄く楽しい。他のみんなの表情を見ても、それが感じられる。


「にしし」

「……なんなの」

「んーん、たのそうだなーって」


  そんなに表情に出ていただろうか。確かに楽しいって思っていたけれど。

  あっさり悟られると妙に恥ずかしくなってしまうもので。みるみるうちに顔が赤くなっていくのが自分でもわかってしまう。


「やーっぱひなちゃんはてれやさんだなー。……ここだけじゃなく、げんじつでもさ」

「むぅ……」


  知ってるけど。


「まぁそこがかわいいんだよねー」

「かわいいとかいうな!」


  そんなことをるなと言い合っていると、いつの間にかみづきとさきくんも側に寄って来ていた。

  喧嘩ばっかりしていたように思うけど、こういうところは息ぴったりだなぁ。


「……ひーちゃは、かわいい」

「そうっすそうっす。せんぱ……ひなちゃんはかわいいっすよ!」

「う、うるさいなー!」


  ぎゃーぎゃーと騒いでいたけれど、俺はそんな時間が嫌いじゃなかった。

  騒がしいのは苦手だったと思ったけれど、仲のいいみんなと騒ぐのは、嫌いじゃなかった。

プール編はコレジャナイ感が出て来たのでそのうち直します。そのうち……そのうち……

次に更新するときは直したものじゃなく次の話になると思います。

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