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あの、わたし事務なんですけど  作者: Tongariboy
3−2. 魔境にて

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122/126

122. 珍しいあれこれ

「ん?この気配、トノかな」

「デモロ君」

「やあ大山羊君。君も気づいたみたいだね」

「うむ。トノがこの村に来ておる」


「デモロ、大山羊。ここか」

「来たかと思ったら主じゃないか。君の方から来るなんて随分珍しい」

「なに、この地に危機が迫っておるかもしれんのだ。見過ごすことなど出来ようものか」

「き、きみは、池の主だよね?」

「何を言うかと思えば。この体にしたのはお前であろうデモロ」

「そうなんだけど、君が正義感を燃やす様を見るのは意外でならない」

「ここにはジョーがおる。私は彼女を守ると決めたのだ。当然であろう」

「大山羊君、今の聞いた?これ主が用意したダミーとかじゃないよね?」

「うむ。吾輩も目を疑っておる」

「たわけたことを。さてトノが来た理由を確認しに行くとしよう」

「うん、そうだね」

「広場から騒ぎが聞こえるのである。探す手間が省けたな」



「トラド!大変だ!」

「チェスタか。どうした?」

「ゴリラが、いきなりデカいゴリラが現れた!」

「へー、ゴリラが。たまにはそんなこともあるさ」

「んなわけあるか!お前何でそんなに落ち着いてるんだ?」

「この村にいると色々あるからちょっとのことでは驚かなく、待てよ、デカいゴリラ?それってまさかトノじゃないよな?」

「いいからとにかくこっちに来い!」

「わかった。やれやれ、今行くよ」



「やはりか、トノ。ボロボロだな」

「キサマは、あの時の、ここにデモロは、いるか」

「ああいるよ。というか見ろ、後ろにいるぞ」

「はっ、まさかこいつを、頼ることになる、とは、な」

「やあトノ。久しいね。どうしたのその傷」

「ふん、大した傷では、ない」

「ふーん」

「うむ。このゴリラがここまで負傷するのは実に珍しいのである」

「だねぇ、まさかデモクにでもやられたのかな?」

「だがデモクにしては直接的なやり方だ」

「うん、主が気にしているとこは僕も気になる。ねえトノ、何があったのさ。君をそこまで追い詰められる者はそうはいないよ」

「不覚を、とった、にす、ぎな、い」

「あ、倒れちゃった。これは本当に珍しい」

「うむ。村長の君、すまんが手当をしてもらえんか」

「こいつをか」

「頼むよトラド。状況を知らないままなのはきっと君も後悔することになる」

「わかった。チェスタ、部屋の準備を。大山羊、デモロ。部屋は用意してやる。お前たちが運び入れろ。それと監視も」

「もちろん。助かるよ」

「いーよ別に。対立関係とかいつもごっちゃになるからいい加減慣れもする。あそうだ、チェスタ」

「なんだ」

「ポール、シユ、リーメ、セツカを集めてくれ」

「おう。うん?セツカもか?」

「ああ」

「りょーかい」



「皆すまないな、急ぎで話すことがある」

「あらまあ、戦士に学者まで必要でセツカさんまでいるということは、この村にとってとても大切な事なのでしょうね」

「そうだリーメ。きっと大事にはならないとは思うんだが警戒はしたい」

「ねー何があったの?私とポールさんが必要って、魔王、はもういるか。モンスターの強いのが来るとか?」

「そんなところだ。実はもう来ている。西の領主トノ、奴が今この村に滞在している」

「トラド殿、なぜそのようなことに?」

「ああ、疑問だらけだろうから経緯を説明しよう」


「何かの理由でトノが負傷、おそらくデモロ達を頼りにこの村に転移し間もなく意識を失い現在にいたる」

「トノといえば武闘派モンスターの筆頭。かつて任務中に私も相対したことがありますが、間違いなくトップレベルの危険な存在です。あの時は私だけでしたので上手く逃げられましたが、団員がいたら被害は大きかったと今でも記憶に残っています」

「俺も近衛騎士総掛かりで退けた。ていうかむしろポールが1人でなんとかなったのが驚きだ」

「話しのわかる者でしたからね」

「話しがわかるか、そうだな。そのトノが負傷している。そこが一番の気がかりだ。現状何が起きたのかわからない。1ついえるのは、トノに敵意を持ち重症を負わせられる者がいるということだ」

「トラドさんが警戒されているのは、西の領主を追ってその存在がここに来ないか心配ということでしょうか?」

「その通り」

「じゃあポールさんと私が村周辺を警戒して、トラドさんが村の中を見る感じ?」

「それでいいと思う。シユが必要ならブルバラも呼んでくれていい。その方がお前はやりやすいだろ」

「うん、わかっ%E

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