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観念的な言葉が多過ぎて、僕等は間違ってしまった

作者: Quma

僕等は不安定なくらいが丁度良い

君が迷わない夜は何か物足りない

完璧な物は補うことができなくて

自分の無力が際立ってつまらない


幸せをアピールするズレた画像が

誰かに見られたくてSNSで拡散中

コメントが面倒で貴方はそれにイイネを付けた

僕は一連を側から見てほくそ笑んだ


つまり一番の暇人は僕なんだろう


火傷しない位熱いのが丁度良い

少し嘘を吐いてくれないと物足りない

完全な君は補うことができなくて

自分の空虚を目の当たりにし容赦ない


つまり一番大切なのは自分なんだろう


怪物が力を使い果たして消えるまで

虚しい日々は続くから

毒を吐き続けることで

傷あとを残そうとした。


そして


観念的な言葉が多すぎて


私は間違ってしまった

私達は間違ってしまった


答えが帰ってくるのは

学校だけと

解ってはいる

解っているのに

振り返ってしまうのは

結局

解っていないのだ


不自然の波に

揺られている間は良かった


浜辺に打ち上げられて

周りを見渡せば

そこには誰も居なかった

そこには誰も居なかった


大人になって

食わず嫌いが減った


しばらく続いた

聞いたことがない言葉の連なりに

いつかどうにかなるとヒントを探し

測定不能の祈りに関して


人間の想像力に想像を巡らし


宇宙の果てまで及ぶ

人類の思考が

どうして君まで届かないのだろう


夢だ何だと言い続けるには

年を取りすぎた


夢を見ていて語り合ったことは

決して

無駄な時間じゃなかったと思いたい


色々なものを捨てた気がするし

最初から

何も持っていなかったのかもしれない


曖昧な事柄が多すぎて

勝手に意味を持たせてしまった


少ない言葉に

意味を持たせ過ぎた


私達は間違ってしまった

私達は間違ってしまった


宇宙の果てまで及ぶ

人類の思考が

どうして君まで届かないのだろう。

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