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Argo Nautika  作者: 安西 充
1/2

序章ーいつもの学校

マナを使って戦うことを忘れた人間たち...

700年もの間復讐を糧にしてきた

グレムリンたちが今、静かに立ち上がる

......

「はぁ、はぁ、はぁ...」

ひと気のない廃屋の軒並みに

少年は走っていた。

「はぁ、はぁ、なんなんだよ、あいつ!!?」

少年の後ろには薄気味悪く、

暗い色をした怪物とも言えよう生き物が

足音すら立てずに追っている。

「はぁ、はぁ...。え?そんな...」

ガラクタが道を遮り、袋小路に

なっていた。

「く、くるな...」

「オォ......ィ」

「やめろ...だ、だれか...」

「オィ...サイ」

「たすけて...」

「だれかたすけてくれ!!」

「起きなさい!!」

耳元で叫ばれる憤怒した声に

驚いて目を覚ました。

「今日は9日1日よ!!

時計を見てみなさい、

もう夏休みじゃないんだから!!」

枕元に置いてあるアナログ時計を

まぶたの隙間から覗くと...

「はぁ!!?なんでもっと早く起こして

くれなかったんだよ!!」

「さっきも起こしたわよ!!

まだ大丈夫だから後10分

って言ってたじゃない!!」

「言ってないよ!!そんなこと!!」

時計は午前8:00を過ぎていた。

あぁ、そうだ、今日は始業式だったんだ。

夏休みは当てもなく寝てばかりいたから

感覚がなくなってしまった。

「お母さん!!社会の宿題どこやったの!!?」

「知らないわよ、自分でどこかに

やっちゃったんじゃないの?」

「もういいよ!!覚悟する!!」

そんなやりとりをしてる間に

支度を済ませ、テーブルの上にある

サンドイッチを口へ押し込み、

イスに座らずそのまま玄関へ

飛び出してしまった。

「いってきます!!」

とは言いつつも、

もう母には届いていない。

「やばい、もう遅刻する!!」

その直後、寝癖を直しきれていない少年が

後ろからものすごい勢いで飛んで行った。

「あいつ、アドニスじゃん。」

腕時計の針は8:10を指している。

始業式まであと10分しかない。

「あんまりマナを使いたくないけど、

使わなきゃ先生のげんこつくらう!!」

そう言うと足に集中を込め、

突然と勢いを増して学校へ向かった。

「よし、これで間に合う!!」

校門を目の前にし、ギリギリ間に合うと

思っていた。

しかし、校門の前に先生とアドニスが

話し合っている。

「お、来やがったな遅刻四天王!!

といっても、今日遅刻するやつは

アドニスとお前くらいだがな!!」

「え?でも8:15じゃ...」

「あ?なにいってんだ?

寝ぼけて時計でも見間違えたか?

俺の腕時計は8:25を指してるぞ。」

そういえば、夏休み前に腕時計の針が

ずれてるのに気づいて、

夏休みに直そうとしてたけど忘れてた。

「今日はげんこつじゃすまさねえからな!!」

始業式に遅刻するなんて最悪だ。

「おい、聞いてるのか?-アル」

初投稿ではありますが、

まずは序章からということで

起点になるようなキャラの立ち上げに

着手しました!!

アルモニカ・レオンハート、

どうぞ可愛がってあげて下さい(笑)

ちなみに男の子です!!


追記

見直したところ時刻が

大幅ずれていましたので

修正しました。

鉤括弧のつけ忘れを修正しました。

8:00を10:00にするとかなにを

考えていたんだ、私は...

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