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どうするか



 マーオが宣言をしてから四人はこの後どうするかを話し合った。

 どのようにして城の中に侵入するか。いつ突入するか。アレクにだけ会うのか、など……。

 だがマーオ以外の三人は最初乗り気ではなかった。そして反対もした。

 まず第一に反対の理由として上げたのは城の整備体制をどうするのか。どう考えても四人で対処できるわけがない。

 第二にもし仮に抜けることが出来たとしても、その後はどうするのか。勇者にすぐに会える確証もなく、城の者に見つかればそこでまた戦闘を強いられる。

 第三に、万が一にでも勇者が王たちと思いが一緒だとしたらどうするのか。その時は勇者自身が敵にまわって攻撃してくる可能性がある。迎え撃てるのか、と。

 そうマーオに諭すように言い聞かせた。だがそれにマーオは何でもないことのように返す。 

「勇者の場所まで行くのも見つからないようにするのも『妖精』が手伝ってくれるみたいなので大丈夫です」と。

 あまりにも明るく言われ、最初三人は何を言われたのか意味が理解できなかった。

 しかし実際目の前に姿を見せられ三人は理解した。今まで気配さえ感じなかった自分たちよりも小さな存在。そしてその存在は勇者が連れていた者と一緒だと理解した三人はマーオが言った提案が冗談の類ではないことを理解した。

 そして何か予期せぬことがあったとしても十分対処できると、。

 そう理解してからの行動は早かった。そしてとんとん拍子に話は進んでいく。あまり時間を置いても婚約話が進んでしまう可能性を考慮し、実行はその日の夜夕食時を狙うことになった。

 妖精の力があれば迷うこともないということもあり、日が陰るまでの時間は話をして過ごした。

 どんなことを問い詰めるのか。もしも敵に回った時の対処はどうするのか。戦闘になった時はどんな連携で行くのかを突き詰めていった。

 城の中に入るまでは精霊に力を借りて気配を消すこと。

 城の中の詳しい見取り図はないが謁見のままでの行き方はイース達が知っていること。

 警戒は勇者もしなければいけないが、王族やそれに準ずる賓客につけられる近衛騎士の存在にも気をつけること。

 そしてお互いの得意なことを話しながら勇者の旅がどんなものだったのかと話が変わっていく。その話を聞いていたマーオは、まるで絵本の物語りで聞いたような出来事に目を輝かせ、何度も『凄い』をと三人に賞賛を送った。



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