ぷろろうぐ
新作できました。
今回も作者の妄想をつづって行きます。
不定期更新ですが、こんな駄文でも読んで頂けたら幸いです。
身体がだるい…。
おかしいな…、私は戦場のど真ん中にいても熟睡しつつ爽やかに起床できるほどの快眠なのに…。
?「…ヤジ!」
誰かが叫んでいるな…。
ああ、この声はヤスジか…。
あいかわらず騒がしい奴だな。
お前さんとこの子供も上の方はもうすぐ小学生になるってのに、もう少し落ち着きってもんを…。
ヤスジ「オヤジ!
しっかりしてくだせえ!!」
ん?
なんか私はヤバイ状況なのか?
ならばさっさと起きなくては。
正直言って、身体がだるくて仕方がない。
本能がまだ寝ときましょうよと言っているが、気合いを込めて根性で起き上がる。
こんなもの、かつての戦場に比べれば軽いものだ。
私「騒々しいぞヤスジ。
あまり耳元でどなる…な…?」
おかしい。
私の声はもっとドスの効いた低い声のはずだ。
それに明らかに視線が低い。
いったいどうなって…。
ヤスジ「オヤジ!?
起きやしたか!?
と、言うかオヤジなんですよね…?」
こいつは自分の親分の顔を忘れたのか?
いっておくが私の顔は今まで誰にも忘れられた事はない(悪い意味で)。
あんまり頭の出来がよろしくないとは思っていたが、ここまでとは思わなかった…。
私「何を言っているのだヤスジよ。
枯れて果てても大黒会、組長、大黒権蔵の顔を忘れたとは…。」
ヤスジが私の言葉を遮り、スッとやや大きめの鏡を渡す。
権蔵「鏡がなんだって…。
…なんだこれは!!!!!?」
その鏡には、まだ小学校にすら行っていないであろう幼い少女が呆けた顔で写っていた。
アイドル要素やバトルはまだまだ先です。