道化
掲載日:2012/05/29
私は、今も道化を演じている
笑いたい時に...笑えず
泣きたい時に...泣けず
シナリオどおりに演じつづけている
でも、一つだけシナリオとちがう所があった
それは、道化が一人じゃなかったこと
道化の回りにたくさんの仲間がいた
いつも、にぎやかで暖かった
そして、百年の時が過ぎ、道化の回りには
だれもいなかった
それでも、道化は、今も演じ続けている
「嘘」
「ねぇ、いつになったら殺してくれるの?」
いつも同じセリフを少女に問いかける
少女は、「テストが100点取ったら殺してあげる」と答える
つぎのテストの点数は、100点だった
「ねぇ、いつになったら殺してくれるの?」
少女は、「私より髪が伸びたら、殺してあげる」
女の子は、少女よりもみるみる髪が伸びていった
「ねぇ、いつになっなら殺してくれるの?」
少女は、「あなたが18になったら殺してあげる」
女の子は、18を迎えた
「ねぇ、いつになったら殺してくれるの?」
と、いつものように問いかける
少女は、殺せるだろうか?
大切に思っている友達を、
その時が来れば、わかるかもしれない...
その時が来れば.....




