血液型
医師「血液型は何型ですか?」
A「がたがたです。」
医師「がたがた?」
A「数年前に、敵から“てめえの骨がたがたにしてやる”って言われましてね……。それ以来がたがたです。」
医師「でもそれは、血液型ではありませんよね?」
A「でも、がたがたなんです。」
医師「いえ、私が聞いているのはそういう事ではなく、“あなたの血液型”が何かという事です。」
A「つまり、血のタイプという事ですか?」
医師「そういう事です。ようやくわかって頂けましたか。」
A「しかし、血のタイプががたがたである以上、それ以外は何という事も出来ないのです。」
医師「しかし、ガタガタなどというものは、私は今まで見たこともないし、聞いた事もありませんな。……!まさか、あなたはふざけていらっしゃるので……!?」
A「私はまともです。まともながたがたです。」
医師「あなたは、自分が置かれている状況を分かっていらっしゃらないのですか?早く血液型を教えていただかないと、出血多量で死にますぞ!!」
A「それなら早く輸血すればいいでしょう。がたがたを。」
医師「だから、ガタガタなどというものは、、、!」
A「それなら、調べてみればいいでしょう。血はたっぷり出ていますから、好きなように調べてください。」
医師はAから血液のサンプルを採取し、鑑定し、Aの元に戻ると、Aは絶命している。
医師「遅かったか……。」
医師が改めてサンプルを見てみると、それは高野豆腐であった……。