設定
世界は奇跡で溢れてる。
剣、魔法、時々モンスター。
世界は平面。
世界には限りがあり、世界の果ては海か激しい嵐でさえぎられていた。
ある日ある時とある国
ある男の子2人が、外で遊んでいた
ザクザク、ザクザク、キンッ
「ん??ねぇねぇ、なんか出てきたー。」
「なにそれ」
「わかんないー」
5〜6歳ぐらいだろうか??男の子2人が土の中から掘り当てた金属。
それから物語が始まる。
20年後、ステラ王国
ザクザク、ザクザク、
ザクザクザクザクザクザクザクザクザクザク
さて、まず自己紹介をしよう。
ボクはグラン・アルノート趣味穴掘り。
職業炭鉱夫
そう、趣味と職業を両立してるリア充だ。
ザクザクザクザクザクザクザクザク
もちろん、小等部、中等部とちゃんと教育を受け、高等部では魔法、剣術、経済の基礎を学んだ。
教育は王国の義務であり、国が無償で行っているため、全員受ける必要がある。
学生時代は恋にスポーツ、、、と言ったことは無く無難に過ごしてきた。まぁ過去の話は置いておこう。
ザクザクザクザクザクザクザクザク
普通「炭鉱夫」は山の横穴を掘り鉱脈を掘り当て、稀少な金属や石炭を掘る仕事だ。
世の中は色々な職業があるが、社会的地位は炭鉱夫は低い。
国王>大臣>、、、、、商人>農民≒炭鉱夫
といったところか。
ザクザクザクザクザクザク
基本的に高等部以降は剣士や魔法使いになるべく専攻とり、ギルドという集団に加入して、モンスター退治をするといのがスタンダードだ。
もちろん能力は必要だし適性がなければ、商人や農民というような職になる。
ザクザクザクザクザクザク
さて何故僕が炭鉱夫かというと、
「グランー!!行くわよー??」
ん?もうそんな時間か?
時計を見ると20時。今日は酒場で飲む予定だ。
しかし、21時からなのにやけに早いな。
急いでハシゴをかけ登り地上に上がる。
上に上がると幼馴染が腕を組んで待っていた。
「もーまた穴を掘って」
少しお怒りのようだ。
「悪い悪いついね、すぐ準備するよ」
「早くしてよね、」
シャワーを浴び、身支度を済ませると急いで外にでる。
「おそいー」
「ゴメンね」
「じゃあレッツゴー♪♪」
そう言うと、あざとい幼馴染と並び酒場に歩き出す。
トルテ・ザトルーテ
「彼」は黒髪でミディアム真ん中分け、長身、細マッチョのれっきとした男だ!!
女の子と錯覚してたろう?!
だが現実は厳しい。
「コレ」が幼馴染だったので学生時代は、、、。
止めよう。
酒場【マリーの集い】
ガヤガヤ
マリーの集いはその名の通りマリーさんが店主の酒場だ。
マリーさんは金髪ショートの「女傑」で酒癖が悪いと右ストレートが飛んでくる。
店のモットーは「キレイに飲みな」だ。
カウンターに座り二人軽食とアルコールを頼む。
「そういえば〜出た??」
「出ないよ、、、鉱物は出るんだけど、でもそれはそれでお金になるから良いんだけどね、」
「そろそろ転職考えたら〜??いつまでも穴掘りばかりじゃ大変でしょ??」
「んー、、、」
「ウチに来るなら大歓迎だから♡」
そう言うとゴールドの十字架を出す。
彼は騎士だ。騎士はそれぞれ色の違う十字架を持っており、裏に名前が入っている。ゴールドは1番上の地位だ。
その十字架を渡すという事は騎士団に推薦するという意味である。
「んーもう少し掘ってみるよ」
「そう??いつでも行ってね♪♪」
十字架をしまいつつ彼はコップを仰ぐ
「んーやっぱりイチゴエールは最高ね♪、でもホントにまだあるのかしらねー、これと同じようなものが」
そう彼は持っている。子供の時に掘り当てた「クリスタ」を。
クリスタは透明のコインだ。
製作者不明、材質不明。持ち主に何らかの恩恵を与える。
彼はクリスタをペンダントにしており、彼のは身体能力上昇の効果がある。
他にも何枚か確認されているが、何処で誰が何故作ったのか一切不明のマジックアイテムだ。
分かっているのは、全て地面から出てきてる事のみだ。
子供時、彼と一緒に遊んでいて彼が見つけたのを見ていた。
その時キラキラしていて何か分からなかっけど、とても羨ましかった。
僕が穴を掘り始めたきっかけだ。