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三層㊻ 休息

「体を休めるのは二日ぶりくらいか……。結構なハードな探索だったな」


「もう途中から探索じゃありませんでしたけどね……」


「じゃあ攻略か」


「そ、それも違うような……」


 アイリッシュの訂正に応じつつ、荒くれ者どもが出入りする宿屋を見上げる。

 最初はNGを出したが、一番まともそうな宿屋は自称盗賊に木っ端微塵にされたのでここに泊まるのベストだ。

 後ろに控えるパーティメンバーの面々を見ると、何やら魔法陣見て侃侃諤諤と言った感じの奴らや、二人で文句の殴り合いをする奴らや、警戒なのか、意思の疎通なのか視線を交差させている輩の姿が見えた。

 若干怪しい感じだが、部屋を離すとかして配慮すればおそらく問題は起こらないだろう。


「一人2500DP」


「前より安くなったな」


「隣が壊れたからな。ぼらなくても元が取れるんだよ。払ったならささっと部屋に行ってくれ」


 不愛想な亭主に促されるままに階段を上がっていく。

 他の宿より安かったというのにそれでもぼっていたとは。

 おぞましい街だ。


「半日は時間を取るからおのおの寝るなりなんなりしといてくれ。眠らない奴は後からへばっても休憩しないから自己責任で頼む」

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