表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

92/375

三層㊺ タンク

「その武器に関係あることか?」


「ああ、こやつらのことじゃ。わしはこの武器たちを全て封印せねばならん」


 リッチャンは地面に散らばった封印をされた武具を宙に浮かせると後ろ髪に束ね始めた。

 呪いを施す武具だ。

 なんとなくでは在るが、リッチャンが封印しようとする理由は分かったような気がした。


「人の事情に深く介入しない。冒険者のルールにアンタも立派に順応したみたいね」


「そういうわけでもねえよ。聞かなくても分かることは聞かなかっただけだ」


「あんたは変に察しがいいところがいつのまにかまた強化されたみたいね。あんたがちゃんとしてるみたいで少し安心したわ」


「人ごとだな」


「そりゃ、次の層であたしはエリア連れて外に出るしね」


「せめて11層くらいまでは付き合ってくれると嬉しいんだけどな」


「冗談キツイわよ……。用もないのにこんなところに長居したい馬鹿はいないわよ」


 ダメ元で願い立てするが、やはり返事は芳しくない。

 タンクが抜けた穴はどうしようか。

 現状ではアイリッシュに頑張ってもらうしかないが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ