表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

79/375

三層㉜ 崖の上

 崖の上に至るとイルマスとリッチャンが対峙していた。

 特段荒だった様子もないが、一方から出る禍々しいオーラと一方の胸から生じる出血から穏やかとも言えない。


「まあまだ大丈夫ではありそうだな。岩陰から様子を見張るか」


「戦いに巻き込まれそうなこんな位置で待機するっていうんですか……」


「これ以上離れたら矢が届く前に決着がつく可能性が高いし、事情も聞き取れんだろ」


「私、耳は結構いいのでもう500m離れても聞こえると思います」


「矢が遅れるだろ」


 二人を目の前にしてごね始めたアイリッシュに応対しながら矢を弓に番えていつでも打てるように準備を整える。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ