表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

77/375

三層㉚ 昇降機




尾行していくとリッチャンが真っすぐ崖の近くづいていくのが見えた。

おおよそ崖の上にイルマスが居ると目算を立ってているのだろう。

おそらく昇降機は奴に貼られているので上昇中に攻撃されると思うが、リッチャンがそれに気づいているのか心配だ。


もし昇降機に近づくようであれば尾行をやめて、止めなければならない。


この事態になればリッチャンの魔人疑惑を取り去ることは出来なくなるが、奴を失えばここから脱出するのが難しくなるので背に腹は代えられない。


そんなことを思いながら後を付けていくと奴は昇降機の手前で止まり、コォォォと独特の呼吸をすると崖を蹴って登り始めた。


「嘘だろ。いままであんな身体能力見せたこと……」


「出せない事情があったんじゃないんでしょうか」


俺が上を見上げてそうごちるとアイリッシュがリッチャンの先ほど居た位置を指さしながらごちた。

指の指す場所を見ると今しがた出たばかりの血の痕跡を発見した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ