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三層㉗ 星

 路地を渡って隠れながら進んでいくと教会の裏口を発見した。

 大理石で耐久力も高そうな上、中が見えにくい構造になっているので隠れるのなら打って付けだろう。


「一度教会で細かい作戦の概要を練ろう。走りながらだとどうもうまくいかん」


 そういって裏口から教会の中に入っていくと、神父が祈りを捧げている最中だった。


「祈祷に来た方々ですね。中にどうぞ」


 神父は略式にして過ぐに済ますと礼拝堂に入るように促してきた。

 裏口から入るような常識はずれな行為をしてるというのに、随分と心が広い。

 スラムに居た坊主とは偉い違いだ。


「ここなら一発、二発やられても持つだろう。細かいところを話し会うことにするか」


「ちょっと待ってください、あれ」


 俺が早速作戦を練ろうとするとファイルが静止を掛け、像を指さした。

 見ると像に表示されたフロアミッションに星が付け足されていた。


「なんだアレ、完了のサインってことか?」


「そう思いたいんですが、迷宮都市の偽りについてはぼったくり宿が当てはまるとして、魔人と逗留者については憶えがありません」


「逗留者はミカエルが追いかけてた奴のことじゃないか?」


「それなら魔人は?」


 魔人か……。

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