表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/375

三層⑦ アレルギー

「イルマス、アイリッシュは魚アレルギーなんだ。距離を置け」


「え……」


 俺が咄嗟に思いついた言い訳を言いながらアイリッシュとの距離を置くと、困惑と疑惑が混じった目でイルマスはこちらを見始めた。


「いや、僕の血が付いたナイフを触れてませんし、絶対にそれではない気が」


「匂い的なアレでもアレルギーは起こるんだよ」


「いや、流石に無理でしょ。それもう呪いレベルですよ」


「さすがに無理ってお前何でそんなことが分かんだよ。アレルギー持ってないだろ、お前」


「いや持ってないですけど」


「ほらな適当な事言うなよ」


 納得いかねえと顔をしつつも言い返しては来なくなったイルマスを確認すると、アイリッシュにアイコンタクトを取り、少し離れたところまで離脱する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ