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二層㉟ フォロー

 イルマスはボスの生首を持って立っていた。

 ひどく猟奇的な光景だ。

 やつの職業が何か疑いを持っていたが、ここまでくるとシーフじゃないのは確実だな。


 てかこいつ、アイリッシュのためにため作ってたのにそれを丸ごとか攫っててる。

 これじゃあ戦力増強と勇猛さアピールのための一石二鳥から戦力増強だけの一石一鳥だ。

 普通過ぎてお得感ゼロだ。


 とりあえず、コイツへの新たな恨みつらみが募ったがフォローに入らなければならない。


「あ、あたま、あたま、あたま」

(ヒィィィ!)


「ほう、あの太さの首を一ひねりとはイルマスさんの腕力はコングコング並みのようですわね。どういう仕組みなのか見てみたいですわ」


 アイリッシュとファイル。

 特に動揺が強い奴らには殊更に。


「イルマスの活躍によってボスも安全に倒せたな。これからも頼むぞイルマス」


「……」


 俺がフォローを入れるがイルマスは生首の根本を凝視して沈黙している。

 それはやめろ、普通に怖い。

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