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魔界32 誘導

『誘導する。そっちに引かれないように退避してくれ』


『テレパス』を発動して、イルマスの頭にそう思念を送ると奴は呪いの霧の中から外に出た。


 これで誘導するための最低限の下準備が整った。


 あとは一番肝心で厄介な誘導を行うのみだ。

 奴の警戒を前提としてやらなければならないのが難易度を跳ね上げているが、これを外す時ことはできないのでどうにかせねばならない。


 正直、避ける時のクセやタイミングが読まれ,避けるのもアップアップなので退散したいのが山々だが、ここで逃げれば呪いの安全圏内からの各個撃破を行われ、お陀仏になる事が想像に固くない。


 方法としては不意打ちをして、呪いの霧の外に向けて弾くことしか思いつかないが、いかんせん常に奴に捕捉されている俺には厳しい。


 死角から攻撃できる人間がもう一人欲しいが、それができたら霧の外に誘導する必要はない。


 頭を捻る間にも奴の攻撃は継続されているので、出来るだけ避ける場所を不規則にして避ける。


 激痛に耐えつつ、休む暇もなく避けているので体力もキツくなってきたかと思うと、霧の向こうから炎が近づいてくるのが見えた。

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