表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

350/375

魔界31 域

 矢を打ち出すごとに回避もセットで行う。

 

 流石にこれだけ続け様に回避をすれば、奴に癖やタイミングが読まれる。


 今はコンマ1秒ほどでなんとか避けられているが、すぐに均衡は崩れるだろう。



 そろそろ頃合いかと目星をつけ、6番ーー血の矢を天に掲げながら、避ける。


 案の定避ける先を読まれていたようで、避けた先に刀を振り上げた形で奴が現れた。


 時を経ずに血の矢と刀の刃がぶつかる。

 矢が壊され、血の矢に込められた血が空中に広がった。

 血は膨張すると肉塊になり、俺と奴を引き剥がす。


 奴は肉塊を斬りつけ,俺は飛ばされつつ奴に向けて『パワーショットLV10』を放つ。


 奴は肉塊の処理中で刀が間に合わないと踏んだのか、顔を直前で右に逸らし避ける。

 わずかに間に合わなかったようで、掠った頬から血が流れる。


 奴のその姿を見て、俺は奴の弱点に気がついた。

 奴は刀の動きの範囲でしか破壊の力を発動させられない。

 つまりーー刀の可動域が限定されれば、破壊の力は発動させられない。


 一人が奴の可動域を抑え、もう一人が攻撃をすれば奴は倒せる。

 今すぐにでもイルマスと攻勢に乗り出したかったが、あいにく奴の武器はすべて潰されている。

 呪いの霧の外にいる奴らに攻撃をしてもらう必要が有る。

 そのためにはノルアクアを呪いの霧の外に誘導しなければならない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ