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魔界25 テレパス

 一歩踏み出して、パーティーのメンツの元から離れ。

 それから続いて、奴に矢を放つ。

 なんの強化も入ってない矢は奴の胸に当たると当たった先から砕けていく。


「責めるたびに散って鬱陶しかったところだ。ちょうどいい」


 奴は俺を視界に収めると剣を大きく右側に引き、肩の位置で固定し、突きの姿勢をとった。

 やはり俺の想像通り補足されたようだ。


 足のバネをためて突進に備える。

 敏捷特化のステータスなので大抵の攻撃は当たらないという自負があるが、ダメ押しに職業病『テレパスLV3』を使うことにする。


 奴が突進を始めると同時に「淫獣」と念じる。


「なにぃ!? 淫獣だと!」


 すると『テレパス』効果で脳に俺の念がうまく伝わったようで、突進の姿勢が崩れ、動きが遅くなった。

 初速はそれほどでもないと感じたが、加速が凄まじかったので、この妨害はかなり大きい。

 直前に迫ったやつの突進を避ける。

 無事に避けられたが、避けた時に靴に突っ張りを感じた。

 もう少し妨害のタイミングが遅かったら危なかったかもしれない。


「できた!」


 俺が内心で冷やせを流しているとグラシオが叫んだ。

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