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七層52 存続

「人がいちゃダメだとはどういうことだ。単純にお前の頭が逝ってるだけか?」


「頭が逝ってるだと余の頭は先月取り替えたばかりだ。そんなはずはなかろう」


 奴は俺が心底おかしなこと言ったと言うような調子で狂気じみた内容を口にする。

 やはり頭のどこかがおかしいようだ。


「ただ人間がいると我が一族の繁栄が途絶えるから言っておるのだ」


「なんで人間がいると絶えるて言うんだ。たかだが人間であることが王家の存続に関わるはずーー」


「あるのだよ」


 俺が皆まで言おうとすると先王は言葉尻を奪い取って、続けた。


「それがあるのだよ、冒険者。我らの王権は人間であることで維持されているのだから」


 メンタリズムも発動しないし、前後関係や諸々を吹っ飛ばして言ってきているため何のことだかさっぱりわからないが、奴が人が絶滅するのに一枚噛んでいたことはなんとなくわかった。


「何が言いたいかはわからんがとりあえず俺らがいると都合が悪いようだな」


「その通りだ。貴様らも一度スクラップにして余の臣民たちと同じ機械化で蘇生してやろう。そうすれば貴様らも我が国民の仲間だ」

最近忙しくまとまって書く時間が取れないので更新頻度を毎日から二日に一回にしたいと思います。

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