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七層48 傀儡

拘束したディゼルの頬を張ることで起こしにかかる。

 ペチペチと乾いた音が三度ほど響くと奴は目を開けた。


「唐突な暴力はやめてください。衛兵に突き出しますよ」


 素っ頓狂な第一声を上げると奴は寝ぼけ眼で周りを見回した。

 どうやら自分がしたことを覚えてないようだ。


「こっちが逆に衛兵に突き出したいわ」


 知らないとはいえ、現状とはあまりにも不釣り合いな言葉に思いがけずそんな文句が口から溢れる。


「まあ衛兵云々はどうでもいいが、お前は自分が最後になにをやってたか覚えているか?」


「最後ですか?」


 ディゼルはよく状況が飲み込めていないような様子だったがこちらの質問に言葉を返した。


「記憶にあるのはあなたたちにあった後、国王がこちらに来られたことですね」


「国王がか?」


 国王がこいつに傀儡を仕向けることはできないはずだが。

 奴はその時間帯確かに王城にいたはずだ。

 実際、俺はその時に情報を得るために接触している。

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