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七層26 カード

 呪術師に会うために野道を進んでいく。

 俺の心は荒んでいるが、草むらの道はちょっとした雑草ひとつも生えておらずよく整っている。


 道に影響されて俺の心も整地されたりしないものだろうか。


 ガサガサ!


 そんな途方もないことを考えていると近くにあったブッシュが揺れた。


 矢を構えてそいつらが出てくるのを待っていると、2人の黒服の男が出てきた。


「あんたら裏路地に入るには入場料がいるんだよ。1人10万DP払いな。あんたらが金を」


 あからさまなたかりだ。

 引き絞った矢をそのまま撃ちだす。

 男の腹にクリーンヒットした。


「ぎゃあああ! こいつ打ちやがった! 痛え!」


「お、覚えてろよお」


 男たちは騒ぐと即時逃亡していく。

 凄まじく安っぽい連中だったな。


 そんなことを考えていると奴らが走り去った後にキラキラとした何かが落ちているのを発見した。


 奴ら2人のものなので特に役立つものとも思えなかったが拾うことにする。


 落ちていたものは金属のカードだった。

 いまいち何に使うかわからないが、一応携帯していたということは有用なものだろう。


 街の人間かロトフたちに会ったら訪ねてみるか。

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