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七層21 真顔
機械系モンスターはいきなり真顔から眉間にチカラ込めて表情を渋いものにした。
明らかに何かのスイッチが入ったような感じだ。
その異様に少しだけ驚いていると機械系モンスターは口を開いた。
「あの時は凄まじく生きづらい環境に我らはいた」
喋らないようにみえた機械は徐に過去にあったことについて話始めた。
長い話だったが要点をまとめると
・大昔にも俺らと同じような冒険者が来ていた
・やはりマナがその当時少なくなっていた
・その冒険者に機械系モンスターは人と融合するように持ちかけられた
ということだそうだ。
どうやら機械から持ちかけたという融合の件は冒険者が一つ噛んでいたようだ。




