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七層4 迂遠

 フロアミッションに書いてあることの意味は相変わらず不明なものが多い。

 傀儡と偽物に至ってはこれまでこの層に至って聞いた覚えすらない。

 この層は他の層と比べて精神強度が低い奴らが多く、メンタリズムが発動しやすいので情報を集めるのは比較的楽そうだが、それでも苦労しそうだ。


「神像については確認できたから、さっき説明するって言ってた機械化した経緯について教えてくれるか?」


「ええ、構いません。ちょうど私も今話そうと思っていたところです」


 ディゼルは鷹揚に応じ、その場で先程のことについて話し始めた。

 奴の話は迂遠な言い回しが多くわかりにくかったので一度俺の頭の中で整理を図る。


 昔ここでは人と機械型モンスターが共生関係を築いたが、ある時を境に呪いが空気を腐らせ始め、人の生きにくい環境になってしまった。

 呪いを取り除く方法を持ち合わせていなかった彼らは機械系モンスターが提案してきた『融合』を受け入れ命をつなぎとめた。


 ごちゃごちゃとした暴動で起こったちょっとした変化を省けば一応のところこれが大筋だ。

 奴が枝葉末節まで拾い上げるせいで、頭の中がパニック状態だったが頑張ればまとまるものだ。

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